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「え!そうなんやー!俺も一緒ですよ!」
「え、そうなんですか?」
今日は雑誌の撮影。だいちゃんが撮影スタッフの女性と話してるのが目に入る。
だいちゃんの番が終わってからずっとその人と話していた。いつもなら楽屋に戻ったりみんなと話すのに。
そんな様子を見てるとだいちゃんと目が合う。でもすぐにサッと離されて会話に戻ってしまう。
何で?朝挨拶した時は普通だったのに。
俺とだいちゃんの関係は恋人だ。お互い今まで女性としか付き合ったことはない。だいちゃんと色んな初めてを体験したし、結ばれるのに時間はかかったけどずっといい関係を築けていると思っている。
なのに、何で?
「それでー」
「お疲れ」
二人で話しているところに割り込むように声をかける。一瞬だいちゃんがビクッとしたように見えた。
「あ!柔太朗、お疲れ」
「お疲れ様です」
「だいちゃん、衣装のことで相談したいんだけどいい?」
「うん、ええよー」
笑顔でそう答えてくれたけどいつもと様子か違うように感じた。なんだか気まずそうな感じ。
何かを取り繕ってるような。
だいちゃんと別室に向かいながら頭の中で色んな事が浮かんで俺を不安にさせる。
だいちゃんは何かを誤魔化すように軽い話をしてくれるがいつものようにリアクションしたり優しく返すことはできなかった。
「だいちゃんって、やっぱり女の子の方が好き?」
「……え?」
机の並ぶ別室に入った時、だいちゃんが扉を閉めた瞬間壁に手を置いて聞いた。
だいちゃんは俺から目を逸らす。
ああ、そうなんだ……。
「まあ、そうだよね。ごめん、俺から無理に告白しただけだし」
諦めのような気持ちの中でふつふつと嫉妬と執着の感情が沸き立つのを感じる。自分はもうここまでだいちゃんの事を好きになっているのだ、と自分のあきらめの悪さに苦笑してしまった。
「ちゃ、ちゃうよ!何でそんな話になるん!?」
だいちゃんが俺の服をギュッと握りながら、下を向いて言ってくる。目を伏せた時のだいちゃんのまつ毛に息を飲む。こんな状況なのに。
「だって今日俺とずっと話してくれないじゃん。あの女の子とばっかり話して。好みだったの?」
「女の子…って、ただのスタッフさんやん。たまたまディズニーが好きって言ってるから盛り上がっただけで…」
まだ、俺の顔を見てくれない。何で?
でも嘘を言ってるようにも聞こえなかった。
「……じゃあ、俺の事嫌いになっちゃった?」
答えを聞くのが怖くて聞きたくなかったこと。思わず口から出てしまった。
「それだけは、ちゃうよ!」
公開する間もなくだいちゃんが大きな声で言う。一瞬俺の顔を見てくれたけどすぐに俯いてしまう。
「じゃあ、何で?」
口ごもるだいちゃんに感情が抑えられなくなる。顎を持ち上げて無理やり目線を合わせる。困惑したような表情のだいちゃんが目をそらそうとした瞬間キスをする。
「んっ…!」
逃げようとするだいちゃんをホールドして口付けを深くする。どちらのものか分からない唾液が顎をつたう。
「じゅ、たろ、メイク崩れちゃう…っ」
「直して貰えばいいでしょ」
息継ぎのために口を離しただいちゃんにそう言われたが冷たく返す。そしてさらに深く口付ける。
だいちゃんが俺の胸をどんどんと叩く。苦しそうな顔のだいちゃんを見て唇を離した。
「…やっぱり、いやなんだ」
「…っち、違うって!」
「じゃあちゃんと俺の顔見て言ってよ」
潤んだ瞳のだいちゃんと目が合う。戸惑いながらも俺の顔を見つめる。
その顔を見て怖くなった。だいちゃんから拒絶されたらどうしたらいいんだろう。こんなにも好きなのに。
「だって……その……今日の柔太朗、めっちゃカッコええんやもん」
身構えて出てきた言葉に脳と体が一時停止する。
「…は……?」
「だから〜…ドキドキするから見てられへんの!他の人と話して気ぃ紛らわせようと思って…」
もじもじしながら言うだいちゃんの言葉を聞いて思わず崩れ落ちてしまう。
「ちょっ!柔太朗!?」
「何その理由…」
「ごめんて!俺だってこんな理由言えなくて……恥ずかしすぎるやんこんなの!」
すぐに立ち上がってパニックになっているだいちゃんを抱きしめる。
「可愛すぎ」
「へ?」
「我慢できなくなっちゃった。少しだけ、しよ?」
「は!?ダメダメ!これ衣装やし!」
「汚れなければいいでしょ、みんなのソロ撮影まだかかるから大丈夫」
そう言いながら机の前に移動して、手早くだいちゃんのベルトを外す。
「無理やって……!」
かなり拒絶の意志を示すだいちゃんにすこし戸惑う。でもだいちゃんのものは確実に反応していた。
「したくないの?こんなにして…」
「う……」
股間の周辺をなぞるようにしながら言うとだいちゃんは身体を反応させながら絞り出すように話す。
「だって、今の柔太朗に抱かれたら俺、おかしくなってまうかもしれん……」
だいちゃんのその言葉を聞いた瞬間、自分の中の糸がぷつんと切れた音がした。荒々しくパンツをぬがしてだいちゃんのものをあらわにする。
「あっ…じゅ、たろ……ほんまに……」
「俺の事嫉妬させた罰、あと可愛いこと言って俺のことおかしくした罰」
返事の隙も与えないように激しくキスをする。
俺のパンツも下げてお互いに勃ちあがったものを擦り合わせる。
「あッ、あ!待っ…!」
いつもみたいに優しくはできない。激しく扱くとだいちゃんは机に手を置いて必死に体勢を崩さないように耐えている。先っぽをぐりぐりと弄ると体をビクビクさせて大きな声がもれる。
その苦しそうな顔が、感じてる顔が、喘ぎ声が、全部可愛くてたまらなくて自分も荒い息を吐きながら行為を続ける。
「だめ、もっ……げんっかい…… っ」
「一緒にイこうね?」
片方の手で精子が衣装に飛ばないようにしてお互いのものを激しく扱きあげる。だいちゃんが痙攣して射精すると共に俺も全部を吐き出した。
お互いの荒い息だけが部屋に流れる。どちらとも付かない精液が俺の手の中に大量についていて、それすら嬉しく感じた。
ずっと耐えてただいちゃんは床にへたりこむ。
「大丈夫?」
「だいじょぶなわけ、ないやろ〜……」
もお!と怒るように恥ずかしそうに顔を覆う姿が愛おしくておでこにキスをする。
「でもだいちゃんが勘違いさせたからだよ」
「……それは、ごめんやけど…」
「許してあげる。その代わり今日の夜はだいちゃんのことおかしくしてあげるからね」
バツの悪そうな顔をするだいちゃんの耳元で囁くと一気に顔が赤くなる。ああ、本当に可愛い。
この衣装買取させてもらえるかな、なんて考えながらだいちゃんにキスをした。