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前置き
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これは作者が実際に見た夢です
書き加えながら書いております
キャラ崩壊が起きてるかもしれません
(なるべくしないようにしております)
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登場人物
・ノートン[ニンフ衣装]
・🌸(貴方)
・エミール
・エダ
🌸視点
私はいつも通り買い物に出掛けてた。買うものリストはメモしてあるから大丈夫、買うものは
「パン・野菜・果物」これらを買って帰る。パンを買い終わり次の場所へ向かう時細い裏路地から何かの気配がした
「誰か…居るの?」
絶対怪しいのに足は裏路地へ進む。
「あの…?」
『うぅ…』
人の声がした、少年の声…だけど苦しそうな声
「大丈夫ですか…?」
私は心配になり声を掛ける
『…なか……すい…』
ボソボソと何か言っている
「…え?なんて言いましたか?」
『おなか…すいた…』
ボソボソとか細い声だがちゃんと私に聞こえるように少年はそう言った
「!」
「お腹空いたんですね!少し待っててください!」
私は手に持っているバスケットを漁る
「あった!」
先程買った出来たてのパンを私は取り出した
「これ、あげます!」
「なんの足しにもならないだろうけど少しはマシになると思います!」
少年はじーっと出されたパンを数秒見つめ
ガブッ
勢いよく私の手からパンを奪い取り食べた
「私は他に用事があるのでこの辺りで失礼しますね!」
そう言って私は買い物に戻った
ノートン視点
腹が減った。何日食べてないだろう、最後に食べたのは確か…
そう考える間もなく僕は崩れ落ちた
『腹減った…』
細い裏路地で壁を背にしながら座り込む
なんでもいい食いもんが欲しい
空腹状態で限界に達しそうな時声がした
「誰か…居るの?」
「あの…?」
声から考えると女のようだ、僕の事を気にかけている
『うぅ…』
空腹でとても喋れたものじゃない、だから僕は1つ呻き声をあげた
「大丈夫ですか…?」
女がそう聞く、とても大丈夫じゃないが今はこの女に頼るしかない。
最後の力を振り絞りこう言った
『腹が減った』
女は聞きとるのが難しそうだったが急に持っていたバスケットを漁り始めた
金を渡すからそれで好きなもの買え
とか言うんだろうと思った
しかし僕の予想は違った
「これ!あげます!」
女が差し出したのは出来たてのパンだった
僕に食べ物をくれた
こんな僕に
僕は確信した
この人は
この女は
僕の事が好き…♡
絶対そうだ、僕に食べ物をくれるんだ、そうに違いない。頭の中でそんなことを考えながらも女からパンを奪い取り食べる
うまい
こんなに美味しいものは初めて食べた
きっと女のおかげだろう
あぁ美味しい…
「では私はこの辺りで失礼します!」
女はそう言って去った
その時聞こえるか聞こえない程度の声量で言う
ーあぁ、またな、僕の可愛いお嫁さん… ♡ー
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あの少年にパンをあげて以降後ろからの気配が耐えない、家でのんびりしてる時も視線を感じる。買い出しに行こうものならば私の後を誰かがつけてきている。正体の分からない視線
怖くて怖くてたまらなかった。人知れぬ視線のせいで気を病んだことも多々あった、そんなある日買い出しに出かけて居た時のこと…
いつものように私の後を誰か付けている、けれどある瞬間からピタリと気配がしなくなった、安心して落ち着かせる為にも大通りの小道へ足を踏み入れたその瞬間
バッッ
突然大きい人の手が私の口と鼻を覆った
衝撃的の事すぎて私は恐怖に満ちた、すると上から声がした。どこかで聞いた事あるような……?
[やァっと捕まえた♡]
[僕の大事な大事なお嫁サン♡]
[これからはずぅっと一緒♡]
誰…?誰なの?ずっと一緒って?分からない、分からないからこそ怖くて抵抗のしようが無かった、と言うより抵抗出来なかった
なぜなら
[少し眠っててもらうね♡]
その言葉を最後に私は意識を手放した
次に私が目を覚ましたのは自室のベッドだった、あぁきっと夢だったんだ
そう思った希望を砕くように少年の声がした
[あ、起きた?おはよ]
夢なんかじゃなかった、現実だった
あの少年は本当に居て現に今囚われている
[全くお眠りなお姫様だね]
[待ってる間退屈だったんだから]
私の意思なんて関係ないように話を進めていく少年、色々と聞きたい事が頭の中でグルグルと渦巻いたがまず1つこれだけは聞きたい
そう思い私は口を開いた
「貴方は誰なの…そしてここは何処?」
「早く私を元いた場所に返して」
我ながら声が震えていたと思う、それを聞いた少年は顔に影を落としながら言う
[君が悪いんだよ、僕なんかにパンをくれるから]
[ここは僕の家、後々また移動してもらうから]
[元いた場所には返さない、だって僕のものなんだから]
淡々と今の現状を報告してくれる、ここは少年の家で私は攫われた。拙い思考ながらも何となく想像が出来た
[こっちに来て]
そう言って少年は私の手を強く握り締め引っ張る
「嫌…やめて……いや…」
これから何をされるかも分からない恐怖で私は泣き出してしまった。それでも少年は私の手を引っ張る。
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「ここは…?」
恐怖でぐしゃぐしゃになり引っ張られるがままだった、少年の歩みが止まり、周りを見るとそこは地下牢の様な場所だった
[ここは僕達が永遠に暮らす場所♡]
そう言うと少年は地下牢に私を閉じ込めた
[これから身の回りの世話全部やってあげる、安心して僕に委ねて…♡?]
柵の向こう側で怪しく笑う少年の顔が忘れなれない
それからというもの少年は本当に身の回りの世話をしてくれた、食事にお風呂に体調管理、但し全部少年の監視下だけど…
後に分かったのだが少年の名前は
《ノートン・キャンベル》
と言うそうだ
私はいつまでも逃げる事を考えてた、ノートンに気づかれないように私がノートンに依存したみたいに振舞った
そんなある日
[僕ちょっと遠出してくるから大人しく待っててね、帰るの遅くなっちゃうかも…]
その言葉を聞いた瞬間脳裏に浮かんだのは
このタイミングで逃げるしかない
だった
運良く彼は地下牢の鍵を外していた、ココ最近依存してるフリをしてたから少しは信頼したんだと思う。
足についてる足枷は十分と言っていいほど長い、玄関に届くくらいには長い
私はノートンが家を出た数十分後に地下牢を出た。道中鎖がとても重くて何回立ち止まった事か、足に痣ができ、所々出血もしている
玄関に着いた
ドアノブへ手をかける力も無いぐらいに疲弊しきっていた…玄関でぺたりと座り込むぐらいしか出来ない。
すると不意に上から声がした
{大丈夫だよ、僕達が君を助ける。絶対に}
{えぇ、そうよ私達があなたを助けるわ}
エーミールとエダだった
初対面のはずなのにどこか懐かしい気もする
いや、今はそんなことじゃない
私は掠れた声で言った
助けて……!
{必ず助けるよ}
{少しの間だけ辛抱しててくれる…?絶対助けるわわ}
その言葉が今の私にとっては生きる意味だった
月日は流れ3ヶ月後…
今日はエーミール君達が助けに来てくれる、ノートンに気づかれないように
作戦はこうだ
まず私がノートンに気づかれないように玄関先まで向かう、その後エーミール君が鉤爪で迎えに来てくれるからそれを待つ。助けて貰ったあと暫くはエダちゃんの家に居候する
という流れだ
「気づかれないように…」
一つ一つ抜き足差し足忍び足
やっとノートンから解放された
“はず”だった
ドアノブに手をかけるその瞬間、上から大きな手が私の手を覆う
[ダメじゃん…♡]
[僕から逃げようとするなんて♡]
[お仕置が必要ダネ♡♡]
その顔は狂気に満ちていた
その時わかった、私はノートンから逃げられない。逃げても結局は連れ戻される。
[僕から逃げられないようにその体にしっかりと教えこんでアゲル♡]
その言葉を最後に私は意識を手放した。
それ以降の事は記憶にない、きっと彼…ノートンからは逃げられないのは目に見えている
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以上が私が見た夢ですσ(*´꒳`* )
所々書き加えてるけど大体こんな感じ、
途中かっこが
『』→[]
に変わってるけどただ単に間違えただけ、気にしないでね
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