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管野アリオ
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わああ第20話!😭💕 朝陽くんと亜佑美さんの距離が確実に縮まってて、読んでてこっちまでドキドキしたよ〜!! 映画デート、しかもはじめての家訪問のフラグ…画面の前で「きたあああ!!」って叫んじゃった(笑) ポップコーン半分こも、肩触れそうな距離も全部エモすぎるんだけど!!?次の展開が待ち遠しすぎる⋆♡ 夏目萌先生、尊いをありがとうございます…!!🌸
互いを名前で呼ぶようになってから、二人の距離は目に見えて縮まっていた。
朝の、「おはよう」から始まり、何気ない出来事の報告、そして寝る前の、「おやすみ」まで。
メッセージのやり取りは、いつしか当たり前の日課になっていた。
《ここ気になるんですけど、今週末一緒に行きませんか?》
そんな誘いが朝陽の方から届くことも増え、亜佑美は週末が来るのを毎回楽しみにしていた。
車で少し遠くの街へ出掛ける日もあれば、電車に揺られて近場の人気店を巡る日もあり、時には亜佑美の自宅マンション付近にある小さな喫茶店で昼を過ごし、その流れで亜佑美の部屋で夜までのんびり過ごすこともあった。
そんなある日、
「そういえば」
何気なく口を開いた亜佑美に朝陽が首を傾げる。
「はい?」
「朝陽くんの家って、行ったことないよね」
「あ……言われてみれば、そうですね」
いつも朝陽が迎えに来てくれていたこともあり、これまで彼の自宅へ行く機会はなかった亜佑美。
「行ってみたいな」
軽い気持ちでそう言うと、朝陽の表情がぱっと明るくなる。
「良いですよ!」
「いいの?」
「勿論です。まあ、何もない部屋ですけど」
少し照れたように笑う朝陽に亜佑美もつられて笑った。
「それじゃあ、来週映画を観た後とかは?」
「良いですね。そうしましょう」
「本当? 楽しみだなぁ」
こうして急遽決まった朝陽の自宅訪問。
二人は予定の無い週末のほとんどを一緒に過ごしていた為、新しい行き先が増えることに戸惑いはなかったし、むしろまた一つ相手のことを知れる機会が増えたことが亜佑美にとって嬉しかった。
次の週末、今日は映画の後そのまま朝陽の自宅を訪問する予定になっていることもあって、駅の近くで待ち合わせをしている二人。
普段は朝陽が車で迎えに来てくれる為、待ち合わせをすること自体が新鮮でソワソワしながら亜佑美は約束の時間より十五分程早く待ち合わせ場所の噴水広場へ向かって行くと――
「あれ」
遠目に見慣れた姿が目に入る。
朝陽は既にベンチに立っていて、スマートフォンを眺めていた。
「朝陽くん、早いね?」
声を掛けると顔を上げた朝陽の表情がぱっと明るくなる。
「あ、亜佑美さん! おはようございます! そういう亜佑美さんこそ早いですね」
「ちょうどいい時間の電車が無かったから……」
「俺もです!」
「そっか」
思わず二人で笑い合う。
「少し早いけど、映画館に向かいますか?」
「そうだね」
少し早いが二人は映画館へ向かうことに。
映画館へ着くと、チケットを発券しフードコーナーへ向かう。
「ポップコーンどうします?」
「一人で全部は食べきれないからなぁ……大きいのを半分こするのじゃ駄目かな?」
「全然良いですよ」
「ありがとう」
塩とキャラメルのハーフを選び、それぞれドリンクも購入し、上映時間が近付くと二人は席へ向かう。
映画館の中は思ったより暗く、座席も近い。
隣同士で腰を下ろした瞬間、肩が触れそうな距離に亜佑美は少しだけ緊張する。
二人で映画を観るのは今日が初めてで、隣に座る朝陽もどこか落ち着かない様子で座り直したりドリンクを持ち直したりしている。
そんな中、時間になると照明が落ちて映画が始まった。