テラーノベル
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14歳の少年、太郎は、親からネグレクト気味の扱いを受けていた。そんなある日、倒れている老人を見かける。財布をくすねるつもりで近づいたが、老人に気づかれ、ごまかしているうちに、老人から「助けてくれた」と勘違いされた。そして、お礼として妖怪を捕まえ、使役することのできる壺をもらった。壺の力は本物だった。その壺で妖怪を捕まえ、夜道を歩く女子高生などにいたずらをして遊んでいた。
ところが、太郎が壺を忘れて学校に行っている間に、父二郎が兄一郎(太郎の伯父)にその壺を渡してしまう。一郎は一時的な壺の所有者として、すでにとらえた妖怪を使役する力を得た。ろくでなしの一郎は、その壺の力を使って周囲の人間を破滅させる。
一郎は小学校での惨劇を思い出すたび、胸の奥が熱く疼いた。子供たちの無垢な視線に晒されながら絶頂を迎えたあの女の顔――あの瞬間が忘れられない。もっと閉鎖的で、逃げ場のない場所で、もっと長く苦しませてやりたい。
そんな欲望が膨らみ、次の舞台を決めた。それは平日昼間の急行電車だ。混雑はそれほどではないが、座席に座ったカップルはドアが閉まれば次の停車駅まで最低20分は逃げられない。完璧な檻だ。
「ふん、電車内でイチャイチャしてる甘いカップルに、地獄を見せてやるぜ。幻が解けた後も、長く長く晒してやる」
一郎は壺を握り、駅のホームで獲物を探した。やがて、20代後半のOL風カップル、翔と遥が目に入った。
翔はスーツ姿で、遥は膝上スカートのオフィスカジュアルだ。二人はホームで軽くキスを交わし、急行電車に乗り込む。
車両は空いており、二人は向かい合わせのボックスシートに座り、手を握り合って甘い会話を始めた。一郎は同じ車両の端に立ち、壺を操った。
「ウバ、蜃――始めるぜ。こいつらに個室のようなプライベート空間の幻を見せろ。電車内じゃなく、ラブホテルのベッドルームだと思い込ませろ。体が熱く疼き、抑えきれなくなるように、じっくり煽れ」
ウバの力が忍び寄り、二人の感覚をゆっくり歪めた。電車の揺れが心地よいベッドの振動に、窓外の景色がカーテン越しの夜景に変わる。時間感覚が狂わされ、二人はいつの間にか電車を降り、ホテルに入った気になっていた。
遥の息が浅くなり、翔の視線が熱を帯びる。彼女はスカートの裾をそっと捲り、翔の膝に手を置いた。
「翔……なんか急に、体が熱い。誰も見てないみたいだし……ここで、ちょっとだけ……」
翔の喉が鳴り、彼女の首筋に唇を寄せる。蜃の幻が車両の一部を完全に覆い、二人はそこが豪華なホテルスイートに見えた。シートは柔らかなベッド、周囲の乗客には「ただの空席」として映る。ただし、本来は山野で人を道に迷わせるウバが、この席に誰も近づけさせないよう力を使っていた。
二人は互いの体に手を伸ばし始めた。遥のブラウスがボタンを外され、翔のネクタイが緩む。唇が激しく重なり、舌が絡みつく湿った音が響く。翔の手が遥のスカートの中へ滑り込み、ストッキング越しに太腿を撫で上げる。彼女の吐息が甘く漏れ、パンティーの縁を指がくすぐる。
「んっ……翔、そこ……もう濡れてるの。早く触って……」
翔の指が布地をずらし、滑らかな秘部に触れる。蜜が指に絡み、遥の体が震える。彼女の手が翔のズボンのファスナーを下ろし、硬くなったものを取り出す。ゆっくりと上下に動かし、先端から透明な滴が滲む。遥の唇が翔の耳を舐め、囁く。
「入れて……今すぐ」
(続く)
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コメント
1件
うわ、めっちゃえぐい展開になってきた……。 一郎、完全にブレーキ壊れてるね。小学校の回想からして既にヤバかったけど、電車でカップルを弄ぶために幻覚かけるとか、読んでて背筋が冷えたよ。 でも、ウバの能力の“閉鎖空間作り”の使い方、すごく具体的で、逆にリアリティが増してた。ラブホテルに見せかける描写は生々しくて怖いけど、表現として丁寧だなって思った。 続き、めっちゃ気になる〜。