〜韓国side〜
次の日僕は日本と2人になって話し合いをするためにあの手この手を使って話しかけたけど…
なんかめちゃくちゃ避けられてるんですがーーー!?!?!?
いやそうだよね、本当に殺そうとしているのであれば避けるのは当然だよね。
うーーん、どうしようかな…
あっ…日本がトイレに入っちゃっ………これだ!!!!
急いで僕は座っていたベットから立ち上がるとトイレの扉の真前に立つ。
「…お前何してるんだ。」
「何をしようと僕の勝手でしょ?」
「韓国…そんな趣味があったのか…」
「失礼だな。僕が日本にそんな感情いだく訳ないでしょ?」
「あと、もしそんな趣味があったとしても、こんな所でその趣味を発揮するほど変態じゃ無い。」
「そうか。」
なんか気まずいな。
でもそっか、人がトイレに入ったのを見て扉に張り付いたら変態にも見えるか。
ガチャ…
その音と共に日本が出てこようとする。
僕は慌てて日本を押し返して中に入り鍵をかけた。
日本は状況が理解出来てないようで、頭にはハテナを浮かべている。
そう僕の作戦は名付けて”無理矢理一緒にトイレに入って話そうぜ”作戦!!
こうする事により中国の目の前で話せない話題も気兼ねなく訪ねる事ができるのだ!
「日本。話したい事がある。」
「…なんですか?」
「単刀直入に聞くね。もしかしてだけど、ここから出る条件分かってる?」
「…っ!!」
「やっぱりね。ねぇ日本。手を組まない?」
「僕は出来る限り君の味方をしよう。」
「いや…でも…」
「分かってるよ。君、僕のこと殺そうと思ってるでしょ。」
「はっ…!?そんなこと」
「無いなんて言わせないよ。」
「僕が殺されそうなのを知った限り君が僕に手を出すのは厳しくなったと思うんだよね。」
「だからさ、手を組むしかないよ。じゃ無いと中国に言うぞ。」
「……………分かった。」
そう言うと日本はあっさりと条件が書かれた紙を取り出す。
へぇ…こんな事が。
つまり僕を殺した後中国を置いてさっさと逃げるつもりだったのだろう。
舐めやがって。
まぁいいさ、情報は手に入れた。
それに紙を見て抜け穴に気づいたんだ。
「これってさ、一緒に刺し殺したら2人ともこの部屋から出られるんじゃ無い?」
そう言うと日本は拍子抜けしたようで床に座り込んだ。
あまりにも間抜けな顔をするものだからなんだか面白くなっちゃって、気づいたら声をあげて笑っていた。
「も〜!笑わないでくださいよ…!!」
「あはははは!!ごめんごめん!!!!」
「いや〜にしても君って頭いいけど視野が狭いよね!流石社畜!!」
「失礼な。私だって色々考えたんですよ。」
「考えてもこの案が出てこなかったって事が僕が視野が狭いって言っている理由なんだけどね?」
「ムッ………」
多少不満気な顔をしたが、確かにそうかもしれないと納得していた。
「今日の夜。またトイレに入って作戦会議しない?」
「分かりました。ではそろそろ出ますか。」
トイレを出ると中国が白い目でこちらを見ていた。
よくない勘違いをされてる気がする。
まるで僕を変態かのように見てくる。
はぁ全く…さっきも言ったけど僕が日本に対してそんな感情抱く訳ないでしょ…
ましてやこんな環境下で。
そんな中、中国が気まずそうに口を開いた。
「お前ら…お幸せにな…」
「「………」」
「ふざけんな!!!」「なに勘違いしてるんですか!?!?」
失礼だな…哀れみの目を僕に向けやがって…
でも君も可哀想だよね。中国。
こうやって話している間も、僕たちは君をどう殺そうか思考を巡らせているのだから。
コメント
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愛しの中国ぅぅぅぅう🇨🇳‼️
うん…お幸せにな
ドラマみたいになってきてうおおおおぉってなってたです