テラーノベル
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リビングへ移動すると、キッチンからコンソメと野菜の甘い香りがふんわりと漂ってきた。
けちゃが大きめのお鍋で煮込んでくれた熱々のスープを、みんなで小分けにしてテーブルに並べる。ぷりっつの前には、持ちやすい小さなマグカップに入ったスープが置かれた。
けちゃ 「はいどうぞ! 火傷しないようにフーフーして飲んでね」
ぷりっつ 「……ん……ありがと……っ」
ぷりっつは両手でマグカップを包み込むように持ち、ふー、ふー、と小さな息を吹きかけてから、ゆっくりと口をつけた。
じんわりと身体の芯まで染み渡るような優しい温かさに、ホッと吐息が漏れる。
まぜ太 「うまそうに飲むなぁ。見てるこっちまで腹減ってくるわ」
あっきぃ 「本当だねぇ。ぷりちゃんが自分でマグカップ持って飲んでるだけでもう感動なんだけど……」
あっと 「あっきぃはいちいち大袈裟なんだよ(笑)。冷めないうちに飲め」
スープを飲み進めるうちに、一日中声を出して遊んだ疲れと、お腹の中からの温もりで、ぷりっつの瞼が再び重くなってきた。
マグカップをテーブルに置くと、コックリ、コックリと船を漕ぎ始める。
ちぐさ 「あはは、ぷりちゃんもう限界みたい。今日はいっぱい頑張ったもんね」
あっきぃ 「よし! 俺がベッドまで運んであげる!」
あっきぃがぷりっつを優しく抱き上げると、ぷりっつは腕の中のぬいぐるみを固く抱きしめたまま、あっきぃの首元に「すぽっ」と顔を埋めた。
寝室へ向かう廊下を歩きながら、あっきぃは静かに語りかける。
あっきぃ 「ぷりちゃん。今日も一日、よく頑張ったね。明日も明後日も、ずっと一緒だからね」
ベッドにそっと横たえられ、ふかふかの掛け布団をかけてもらうと、ぷりっつは薄目を開けて、枕元に集まってきた5人の顔を一人ひとり見つめた。
あっきぃ、まぜ太、ちぐさ、けちゃ、あっと。
そして、綺麗になった5人のぬいぐるみ。
もう、どこを探しても恐怖や寂しさは見当たらなかった。
ぷりっつ 「……みん……な……」
まぜ太 「ん? なんだ?」
ぷりっつは布団から小さな手を出して、みんなの手をギュッと順番に握りしめると、心からの安心感を込めて、小さく呟いた。
ぷ|っつ 「……おやすみ……大好き……っ」
その言葉を残して、ぷりっつはすーすーと穏やかで幸せそうな寝息を立て始めた。
あっきぃ 「……っ……だいすき、だって……」
ちぐさ 「あかんって、こんなん泣くにきまってるやん!?」
あっと 「ちぐー?おちつけ笑」
けちゃ 「おやすみ、ぷりちゃん。良い夢をね」
5人は静かに顔を見合わせ、愛おしそうにぷりっつの頭を一人ずつ撫でる。
暗かった夜はすっかり明け、これからは何度でも、温かい朝と楽しい毎日が彼らを待っている。
いやー、ね。ちょっと時間空いちゃったよね
ま、まぁみんな許してくれるよね?
#ktymz
乃希
4,766
ここな 低浮上中
102
ろあ@ペア画ちゅ~
330
コメント
1件
あー、もう最高にあったかい回だった…!温かいスープの描写から一気に日常の幸せが詰まってて、特にぷりっつが「おやすみ……大好き……っ」って寝落ち寸前に言ったとこ、完全にやられたわ。あっきぃの「ずっと一緒だからね」も相まって、読んでるこっちまでホッとした。戦闘や成長も好きだけど、こういうぬくもりのある日常回もこの作品の魅力だよな。更新ありがとう!