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【めーや視点】
俺らが宵崎ちゃんに付きまとう理由?付きまとった覚えは無いけど、宵崎ちゃんを気にかける理由はねろちゃんしかない。当の本人は何も知らないという顔をしてはいるが。本当にわかってないのこの人。鈍感とかのレベルじゃないよね。
とまぁ余談はこれくらいにして。俺は命の危機に瀕しているわけだ。宵崎ちゃんをいじめてるだって?そんな事実微塵もない。そもそもその母親が言ったいじめが本当にあるかどうかも定かでは無い。宵崎ちゃんの怪我はいじめ云々関係なくその母親にもつけられているはずだ。
ドゴッ
めーや母「明矢、話をしようか」
めーや「うっす」
あー修理費。またですかぁ。今年に入って何度目ですかぁ?
腹を数発殴られはしたが、何とか俺らがやってないことは信じてくれたようだった。屍にならずに済んだ……。
あべねろの2人は俺と同じようなことになってると予想して、明日は穏便に済むだろう。しかし問題はプテ。
まずプテの母親が来るかどうかすら怪しい。父親が来たら穏便に済むわけが無い。
なんてったって極道の坊ちゃんだ。その父親と言えばそりゃおじきと呼ばれる人だろうし。なんでそんなプテと俺らが仲良いのか未だにわかんない。確か母親同士が仲良いとかで。
明日の面談どうなるかなぁ。不安すぎるなぁ。
プテ「ほんとにごめん」
めーや「ぷ、ぷて……お前……」
プテ「僕は止めたんだけどダメだった」
おーいガチモンのガチの人いるんですけど。これはどうなるか読めなくなってきたなぁ(他人事)。
宵崎ちゃんのお母さんは明らかにどっかの組長の風貌をしたプテの父親に対しても怯えることなく姿勢正しく座っていた。アベのところもねろちゃんのところも、俺たちがやった事じゃないということは信じてくれたようで、とりあえず3母&組長VS学校&宵崎ちゃん母の戦いになった。
先生「いじめがある、というのは事実ということで大丈夫ですね?」
七海母「うちの子がいじめられているのは事実です。」
ねろ母「いじめがあるかどうか、私の方からは存じ上げませんが、音呂はやってませんよ。」
いや〜、宵崎ちゃんいじめられてんのかな。とりあえずねろちゃんの母という口喧嘩最強の人が話を進めてくれている。この人に口喧嘩で勝てる人なんて存在するのか?
やったやってないと、双方話が進まなくなり、俺の母親がだんだん怒りを露わにするように貧乏ゆすりが酷くなってきた頃。
プテ父「みなさん1度落ち着きましょうか」
プテの父親の地を這うような低い声に空気がピンと張った。