【ねろ母視点】
プテ父「そろそろ授業の時間では無いですか?子供たちは教室へ向かわせるべきだと。」
プテ「エッ」
プテ父「サボりは許されん」
プテ「ハイッ」
私の知っている照くんはここまで従順じゃなかったと思うけど。さすがお父さんと言ったところかしらね。正直さっきの声に怯えざるを得なかったわ。高橋さんこんな人と結婚したなんてすごいわね……。
それはそうとここまで意志が強いとは思わなかった。口喧嘩する分には負けない自信はあるけど、こうも論点をずらされる相手は苦手。
プテ父「まず、お宅のお子さんがいじめられているという話ですが、例えばいじめがあったとして、どうしてあの4人がやったと言えるのでしょうか。あなたはいじめられていると言っているだけで、具体的な理由や証拠の話は一切してませんよね?」
七海母「私の子は友達なんて作らないの。勉強の邪魔になるからと。私は人脈も大事だと再三伝えているんですが。」
こうやって直ぐに話題をそらす。これで生きてきた人ってことよね……。
プテ父「それで?それと娘さんがいじめられていることの関係性は?」
七海母「友達なわけが無いということです。いじめがあるということは事実、あの子が傷ついて、何度も涙を流している。ご飯を食べないことだってあるのよ。それに友達だというのはあの子の口から聞いた事はありません。」
まぁ、それはわかるわ。あの4人と友達とは思ってないはず、あの子たちが勝手に言ってるだけなのはそうでしょうね。それでも。
ねろ母「だからといってあの子たちがいじめていると決めつけるのはどうなのかしら。まず先生方にいじめがあるかしっかり確認していただいてからとか。先生は宵崎さんとは話したんですか?」
先生「い、いえ。宵崎とは話しておりません。」
ねろ母「本人に確認が取れない限り、この話の結果は出ないと思うんですが。」
めーや母「電話でもいいですから話させてもらっても?」
まさか本人との話が着いてもいないのに決めつけだけで呼んだなんて。ヤンキーってのは信用がなくてしょうがないわ。ついでに厄介払いとでも思ってるのかしらね。
七海母「七海がそんなこと出来る心情だと思ってるんですか?!呆れた、親がこれなら子どもがいじめをしていても何らおかしくないわね。いじめられていて学校にも来れない状況でいじめた張本人の親と電話?!出来るわけないでしょう!」
プテ父「分かりました。電話はいいです、落ち着いてください。」
この調子じゃダメだわ。先生とこの母親と宵崎さん本人、3人で1度話してから呼んでもらわないと話にならない。
アベ母「帰らせていただいてもよろしくて?」
めーや母「生徒本人と話をしてから呼んでくださいまし!」
プテ父「それはそうですね。ではここで我々は退散しますので学校で事実がわかり次第連絡ください。」
もうムカつきすぎて語尾がおかしくなってるわねあの2人。まぁ口が悪くなるよりマシかしら。
ねろ母「私も帰らせてもらいますわね。事実確認もしていないのに呼ばれたって私達も弁明のしようがありませんわ。」
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