テラーノベル
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「俺…は、…その、ショッ、ピの…ことが…」
ゾムさんは息を切らしながらも、言葉を繋いでいた。
その言葉の羅列を聞く限り、この続きは容易に想像できた。
だからか、一気に顔が火照り、耳が赤くなった。
「す、好き…なんです…///」
「…敬語なんて…らしくないっすね、」
ここで、俺も好き、なんて恥ずかしくて言えなかった。
多分、今の俺は頷くことくらいしか出来ない。
だから、
あの言葉が飛んでくるのを待つばかりだ。
「で…?」
煽るように、言葉を待つように、そっと聞く。
「…つ、つきあっ…、えるかな…なんて、…////」
「うん」
待っていた言葉とは少し違かったみたいだが、俺は反射的に頷いた。
ゾムさんは驚いていた。自分で言ってきたんでしょーが。
「ショッ、え?ええの、?男…同士、なんて…嫌やないの…?」
「はい、全く」
「…むしろ…嬉しい…かな」
「よろしく…お願いします、ね」
「…うんッ…(泣) 」
「なんで泣いてんすか…w」
「だ、って…こ、怖かったぁぁぁ…ぁぁ…」
当たり前だ。普通じゃないことくらい、俺にも分かる。
伝えてくれただけで、満足やったのに。
「…じゃ、」
「これからは、沢山甘やかしてやりますよ…」
「、?へ?」
ゾムさんは分かってないんか、とぼけてるのか。
「貰ったもんは返すんで。次はゾムさんが愛を受ける番です。」
まだきょとんとしているゾムさん。
本当に鈍感。
一つ試してみようかなと一歩近づいたとき、
…ヤニカスにしか分からないような微かな煙草の匂いを感知した。
本当に、遠くから観ていたようだ。
だが、驚きの表情ではなく、安堵したような穏やかな表情だった。
…嬉しかった。
ゾムさんと付き合えたこと、今度は愛を伝える側になる、と言えたこと
あとは、大先生が言いふらさなければ…
▷
「な…なんでなんスカ…」
食堂に戻ると、場はパーティー会場と化していた。
基地裏なら大丈夫と思っていたが、ロボロさんの監視カメラはバッチリと告白現場を捉えていたそうだ。
おかんトントンの温かな手料理が山盛りになっている皿は、いつにもまして豪華で、デザートまで凝っていた。
「ここまでしなくてもええやん…なぁショッピ」
おずおずと聞くゾムさんは、また顔を赤くしていた。
という俺も真っ赤だった(Byシャオ○ン)なんて知らなかったが。
冷やかしの言葉を想像していた。
バカじゃん、きも、あり得ない。…そんな言葉が浴びせられると、どこかで想像していた。
それなのに、こんな大きく宴会まで開いてしまって。
冷やかしや馬鹿にしたような発言は一切なくて。
「俺ら、幸せ者っすね」
ぽろっとこぼした俺の一言に、隣の彼は満面の笑みで頷いてくれた。
…やば、
いやお世辞とか誇張とかなしで、本当にかわいらしい笑顔だった。戦争のときに見る狂い笑顔でも、ゲームで勝った時の煽り笑顔でも、食害しているときのニヤニヤした笑顔でもなかった。
そう考えると、ゾムさんばかりに目が行っていたのだと、改めて実感した。
そして、さっき勢いと思い任せに言ってしまったあの言葉、いわゆる「攻め宣言」が、いかに恥ずかしかったかを思い知った。
願望通りに言葉を伝えたのはよかったが、実践するとなると少し緊張するのだ。
好きな人と付き合えて、まさかの逆告白で、まさかの両思いで、気持ちも落ち着かない中…
初夜を過ごせと…?
無理過ぎて泣ける。
▷ゾムside
夢…なんかな、
そう思うほど、予想外で期待以上。
まさかの両思い。告ってよかった。
言い方が変だったとはいえ、ショッピも好きを伝えてくれた。それが、何より嬉しかった。
本当に、幸せ者だ。
▷
…食事も済み、ショッピがこちらを向いている。
赤面しつつ、目が空になった食器と俺を行き来している。
「…ショッ、ピ…?」
小声で聞くと、彼はビクついて目を逸らした。
「…このあと、…その、へ、部屋行って…いいスカ///」
「ええよ…?」
いつも普通に出入りしているのに、なぜ今日だけ許可を求めるのか…?
心配していた、関係が変わること。
…そう、なっていないと良いのだが。
ゾム’s部屋
いつにもまして静かだった。
換気扇やエアコンの音がうるさく聞こえた。
そして、ショッピの入ってくる時のドアの音も、とても静かだった。
もう…怖いの域やでこれ。
…聞いても…問題ないよな?
「あの…ぅ…ショッピくん?」
「なんスカ…」
「…何をそんな緊張しとるん…?」
気まずいからさぁ…そーゆーのやめてや(泣)
「え、」
じゃあ…あの時の言葉も、あの赤面も、入室許可も…
全部その初夜ってことを気にしての…行、…動…………
「…〜〜っっ///////」
「え、やっと気づいてくれました…?」
「…うん…//」
「ww……今夜は長くなりそう…っすね…♡」
主の理性)主の暴走を検知しました。これ以上先の場面では不健全な描写になり兼ねないと判断。
よって、 今は、 ここで終わりとさせてください。
ここまで読んてくださり、ありがとうございました。
コメント
2件
最高ですか??最高ですね👍 両方照れてるの可愛すぎ︎💕︎他の皆優しすぎッしかもこれから…ね!お楽しみですか!最高( ´ཫ` )