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第9話
照くんの家に着いてすぐにインターホンを押す。
岩本「はーい、どちら様です、か………」
中から制服のままの照くんが出てきた。照くんは気まずそうな顔をする。
岩本「蓮く、んっ!?」
俺の名前を呼んだ照くんの唇に無理矢理唇を合わせ玄関に入った。
俺は後ろ手で鍵をかけさせてもらい、照くんの身体を壁に押し付けて、強引に舌を入れて照くんの口内を荒らす。
岩本「んっ…ん、ふ…ぁ、」
照くんの口からは、甘い声と吐息が漏れ出る。
長いこと唇を離さないでいると苦しくなったのか、照くんが俺の胸を叩いてきた。
岩本「っ、ぷはぁっ、はぁ、はぁ///ん急に何?」
俺が好きな上目遣いで俺のことを睨んでくる。
目黒「照くん、あの後翔太先輩とヤッたの?」
岩本「は?何のこと?」
目黒「今日の放課後、見ちゃったんだよね。2人が教室でキスしてるところ。」
岩本「…っあ、」
目黒「浮気だよね?他の男とキスするなんて。」
岩本「ちがっ、あれは、翔太がむりやりっ!っていうか、別れたんだし蓮くんには関係ないじゃんっ、」
目黒「俺、まだ別れるなんて言ってないけど?」
岩本「え……?」
目黒「ねぇ照くん、俺は嫌いな人のためにわざわざ家にまで来ないよ。」
岩本「…………うん。」
目黒「俺ねぇ、ぶっちゃけると、最初は照くんのことはちょっとだけ遊んですぐに捨てようと思ってたんだ。」
岩本「………っ、」
俺の言葉に照くんが顔を歪める。
俺はそんな照くんを優しく抱きしめて、照くんの肩口に顔を埋めながら続ける。
目黒「でもね、俺どんどん照くんに惹かれていってた。翔太先輩と付き合ってたって知ってすごい嫉妬した。」
岩本「………うん。」
目黒「たかが1ヶ月だし軽いヤツだって思われるかもしれないけど…、この1ヶ月で照くんがすごく魅力的でかわいい人だってわかった。」
岩本「かわっ、」
目黒「かわいいよ。甘いものが好きなところも可愛くて好き。意地悪したらすぐに拗ねるところも可愛くて好き。いちいち俺のこと上目遣いで見てくるのも、いつも萌え袖なのも全部可愛くて好き。こんなの女の子がやっても全然可愛いと思えなかったけど、照くんがやったら全部可愛く見えた。」
岩本「………なに、それ」
俺が顔を上げたら、照くんは目から涙を溢れさせていた。唇は震えている。
目黒「ねぇ…、もう一度俺にチャンスをください。今度は俺が照くんに好きって、愛してるって、たくさん伝えるよ。」
岩本「………っうん、」
目黒「照くん、好きです。こんな俺でも良かったら付き合ってください。」
俺は照くんの目をまっすぐ見ながら、想いを全部伝えた。
すると、照くんは俺から顔を逸らすように俯いて、俺に抱きついてきた。
岩本「…好きっ、大好き、!俺も蓮くんにいっぱい愛してる、って伝えたい…!」
照くんが俺の身体を抱きしめる力を強くしながら、そんなかわいいことを言ってきた。
目黒「…ってことは?」
岩本「これからも、よろしくお願いします…///」
目黒「っ、ありがとう!!」
俺も照くんの腰に手を回して、その身体を抱きしめる。
しばらく抱きしめ合った後顔を上げると、照くんの頬には涙がたくさん流れていた。俺がそんな照くんの顔を両手で包むと、照くんがそっと目を閉じた。
目黒「照くん、愛してる……」
俺はその照くんの唇に優しく口付けた。
遅くなってごめんね
もう離さないよ______________
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