楽屋で一人、しょっぴーが寝ていた。手には読みかけの台本。
撮影が立て込んで、あまり休めていないと言っていた。疲れているのだろうと思い、初めのうちは放っておいたが、はたと思い直した。
シトラスの香りのリップを付けた艶やかな唇が無防備に目の前に晒されている。無人の楽屋。以前からしょっぴーに対して少なからず慕情を募らせてきた俺にとって、これは願ってもない機会に思える。
💙「…んっ……」
身体の他の部分には触れないように気をつけながら、そっと優しく口付けをした。
しょっぴーの吐息が漏れた時には、全身から冷や汗が流れた。
……しょっぴーは目を覚まさなかった。
コメント
8件
素敵✨ちょっと恥ずかしい(/-\*)口付けのお相手は...彼?
素敵なお話の予感💕 まきぴよさんの文才に惚れ惚れします✨