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#下手くそ注意
1,769
これは、
“突然消えた君”と
“置いていかれたおれ”が
もう一度出会い
互いの傷を知り
支えながら恋をしていく物語
tg視点
俺は昔、好きな人がいた
その人はprちゃんといって
ぷりちゃんはめちゃ人気者で努力家で惚れてもおかしくない誰からも憧れの存在だった
prちゃんは明るくて優しくて、俺も好きだった
俺はprちゃんとめちゃ仲良くて友達って感じだったけどそれは急に終わりを告げた
prちゃんは誰にも言わずに転校していった
俺は周りになんども理由を聞いた
けれど、知っている人は誰一人いなかった
連絡もつかずに、ただ”いなくなった”という事実だけが残った。
tgはショックも受けた
けれど「嫌われていたのかも」と思うことでしか自分を保てなかった
それで数年たった今でもprの事だけはいつ経っても忘れることはできなかった
そして数年後
俺は、2,5次元アイドルをしていた
ある日社長のnー君に声をかけらていた
内容は新しく生まれるグループのメンバーとして呼ばれていた
そのメンバーの中には昔突然いなくなったprちゃんがいた
pr「よろしく」
その声に俺はドキッとした
けれど何事も無かったように笑うprちゃんを見て俺は言葉も同時に失っていた
突然いなくなったくせに
prちゃんのせいで俺恋愛出来なかったんだよ
とかいろんな事が一瞬にして思った
それなのにprちゃんは、昔と同じように笑っていた
アンプとして、活動していく中で俺は気づいた事があった
それは、昔気づかなかったprちゃんのちょっとした違和感だった
時々見せた怯えた表情
無理して笑う癖
人との距離を取ろうとするところ
メンバー同士で喧嘩している瞬間、肩を揺らしたこともあった
そのたび、俺は胸が苦しくなった
しかもprちゃんの行動に、俺は嫌になるほど身に覚えがあった
ある日俺は急にprちゃんを呼び出した
そしてずっと気になっていた”どうして急に転校したのか”理由を聞いた
そしたらprちゃんは、隠す事なく教えてくれた
prちゃんは、家庭で安心出来ない環境の中にいた
怒鳴り声の絶えない毎日
常に空気を読まないといけなかった生活
急な引っ越しも、その環境から離れるためだった
そんな状況を誰にもいえなかったらしい
「特にtgはずっと友達でいたかったし、 心配かけたく無かったから」
と俺に言わなかった理由まで教えてくれた
その真実に俺はすごく自分に後悔した
昔も、
「大丈夫」と言いながら揺れていた声がたまにあった
それなのに、昔の俺はprちゃんを強い人だと思い込み
(あれ、おかしいな)と思っても気のせいかで終わっていたからだ
「ねえprちゃん、もしあのとき、ちゃんと気づいて気のせいにしなかったら良かったのに(泣)」
「tg泣かないで。俺が心配かけたくなくて隠していたから気づかなくても無理ないよ」
「でも、少し違和感ある時もあったんだよ」
そんな後悔が新たに沢山増え、俺はは今度こそprちゃんを支えられる人になると思うのであった
tgはprちゃんの前ではそう言っていたけれど、tgも本当は同じだった
tgもまた、誰にも言えない傷を抱えて生きていた
怒鳴り声が怖かった
誰かが感情的になる空気も自分にとっては苦しかった
でも、俺は昔から、”平気なふり”だけは上手だった
けれど、また起こったメンバー同士の激しい喧嘩
張り詰めた空気
大きくなる声
机を叩く音
仲裁に入ろうと思う前にprちゃんを無意識に見た
prちゃんは顔色が変わっていた
呼吸も浅くなっていき、後ろへ下がって行っていた
俺はそんなprちゃんを助けようとする
でも、俺も同じぐらい怖かった
自分では無意識だったけど
prちゃんが
pr「手震えているし、呼吸もあれているし、本当はtgも怖い?」
tg「え、嘘、大丈夫だよ。」
そう言って、俺は無理やり口角を上げた
pr「その笑顔も無理に作ったってわかっているよ」
pr「大丈夫だよtg」
と、俺にそっと触れながらprちゃんは言った
pr「俺がいるから安心して」
その言葉は、昔俺が言えなかった言葉だった
俺は驚いていたのと同時にprちゃんの言葉で
張っていた呼吸が少しだけ楽になった
きっとprちゃんは俺の無意識に出ていた”助けて”を見逃さなかったのだと思う
その日から、prちゃんは俺を頼ってくれるようになって
安心を覚えるようにずっと一緒に過ごしていた
昔から俺は、どれだけ辛くても、苦しくても全部1人で抱えていた
だからこそ、prちゃんが弱さを見せてくれることは嬉しかった
ある夜、俺は昔の日常を夢を見て目を覚ました
怒鳴り声
物が割れる音
あの頃に戻ったような夢
呼吸が苦しくなり、気づけば俺は部屋を出ていた
向かった先は、たまに泊まらせてもらっているprちゃんの部屋だった
扉を開けたprちゃんは、俺の顔を見た瞬間すぐ異変に気づかれていた
「……悪夢でも見た?」
俺が頷くと、prちゃんは安心そうに息を吐いていた
prちゃんはいった
「tgが俺の事頼ってくれて嬉しかった」
「入って」
静かな部屋の中、prちゃんはベットの隣を軽く叩いていた
「今日は、ここにいる?」
俺が隣に座るとprちゃんはそっと手を握った
俺の冷たく冷たく震えている手が少しずつ落ち着いていった
それを感じて、prちゃんはまた小さく安心したように笑った
「ちゃんと俺を頼ってくれて良かった」
「tgは昔から無理をしていたから」
優しいその言葉が、今の俺では胸に痛いほど滲んだ
prちゃんは、安心させるようにゆっくり手を撫でながら言ってくれた
「1人で耐えなくていいよ」
「俺もそばにいるから」
その瞬間俺は視界が滲んでいた
それでもprちゃんは何も言わなかった
ただ、逃げないように
安心できるように
ずっと隣で手を握ってくれていた
その温もりが、もう怖くなかった
その瞬間、さっきまで苦しかった呼吸音が静かに響いていた
活動をしているうちprちゃん以外のメンバーも少しずつ違和感を覚え始めていた
tgはprちゃんの小さな変化に気づくようになった
笑顔が少し硬い時
無理している時
呼吸が浅くなっている時
誰よりも先に察して、気づけば隣へ向かっていた
prちゃんも同然に俺の違和感に気づいていた
俺が平気なふりをしている時
眠れてない時
無意識に手が震えている時
prちゃんだけは全部気づかれていた
まるで、昔からお互いの傷を知っているように
そんな俺達を見て、メンバーの1人まぜたんがぽつりと言った
「……お前ら、なんか普通の関係じゃなくない?」
2人は同時に黙り込んだ
prちゃんと目が合う
図星だったから、否定は出来なかった
言葉にされた瞬間、もうただの”仲のいいメンバー”では誤魔化せなかった
そしてメンバーみんなが気づき始めた時ライブを迎えた
ステージ袖で、prちゃんは小さく息を飲んでいた
大勢の歓声
眩しいライト
押し潰されそうな緊張
それでも顔を上げると、少し離れた場所にprちゃんがいた
prちゃんは何も言わなかった
ただ静かに俺は見た
その視線だけで、不思議なくらい呼吸が落ち着いていた
–大丈夫。
そっと、そう言われた気がした
スポットライトが眩しくても
リスナーの歓声が大きくても
視線の先にprちゃんがいるだけで、不思議と足は止まらなかった
だからprちゃんとライブ中も、何度も目が合っていた
prちゃんはきっと俺を見るたび安心してくれていると思う
そしてまたイヤモリから流れるイントロに、心臓が大きく跳ねる
そして俺も、prちゃんが笑っているだけで安心した
ステージの光の中で、初めて”1人じゃない”と思えた
お互いが、”居場所”になっていた
ライブ終了後
騒がしい会場を抜け出して、2人は昔よくいた思い出の場所へ向かっていた
夜風が静かに吹いていた
昔と変わらない景色
でも、隣にいる相手だけは、昔と違って遠くなかった
「……覚えている?」
prちゃんが小さく笑った
「ここ、よく来てたよね」
「覚えているに決まっている」
そう答えると、prちゃんは少し目を伏せた
「俺、本当は離れたくなかった」
その言葉に、俺の胸が苦しくなった
「でも、怖かったんだ」
「お前まで、巻き込みたくなくて 」
prちゃんの声は少し震えているように聞こえた
「……なのに、ずっと忘れられなかった」
沈黙が落ちた
夜の静けさの中、俺はゆっくりprちゃんを見た
そして静かに
「俺も」
と言った
prちゃんが目を見開いたように見えた
俺は少し視界が滲みながらも笑った
「ずっと好きだった」
その瞬間俺は一気に視界が滲んだ
prちゃんは俺を抱き寄せられた
「もう、どこにも行かないで」
俺は、prちゃんの服を掴みながら、小さくぼやく
「……うん」
やっと2人は、離れていた時間を埋めるみたいに、同じ想いを伝え合った。
終わり
おつきき
感想頂戴
♡もコメントも、ね
コメント
2件
え、もうだいすき🫶🏻︎ ほんとーにききは作品書くの上手いよねー!!ききの作品は唯一無二だよ✨✨✨
まじ神ってた✨ お互いが信頼し合ってて めっちゃいい✨ しかも、ちょっと依存も してそう、、、