kn『おーい、ぞむ!なにやっとるん』
『あぁ病院に行くん』
kn『病院?!?お前が?!』
『変やろ?前回の戦争で足やったから通院やね』
kn『ほーんまあ気いつけや』
つい1週間前に行われていた戦争で足を負傷してしまった。ペ神に頼りたいところだが今回は負傷が多く、ペ神でも手に負えないので勧めの病院に行くことになった。
『12時に予約のゾムです。』
看護師1『12時予約のゾム様ですねこちらのファイルを医師に渡してください』
『ありがとうございます』
勧めの病院は結構大きく、子供から見たら迷路に見えるほど。待合室に入ると1人の青年が居た。ここに入院しているのだろうか。ここの患者服を着ているし、
『……お前どうしてここにいるん?』
???『ふぇっ』
『……驚くなや』
???『ぼ、僕はここが落ち着くからここにいるんです、ごめんなさいすぐどきますね。』
『いや、別にええよ。ここ結構待つし人おらんのに』
???『そうなんですね、僕は入院してるのでわかんないです、でも1つ分かることはここの病院は患者が多いから患者を見る時間を沢山とるからだと思います。』
『それもあるなあ、お前名前は?』
???『僕はショート・ピースです。』
『俺はゾムよろしくな』
ショート『はい、よろしくお願いします?』
『ショートはなんで入院してるん?』
ショート『僕はアイナスラって病気で入院してます。』
『アイナスラ?聞いたことないわ』
ショート『そうだと思います、ガンとかの皆さんが知ってるような病気ではないので』
『どうな病気なん?』
ショート『この呼吸器を1時間外すと死にます、症状としてはアイナスラという猛毒を持つ花の成分が身体に入り込み心臓付近の血管を徐々に刺激し最終的には血管が粉々になり死にます』
『ショートはアイナスラって花をかいだんか?』
ショート『いえ僕の父親に無理やり食べさせられました』
『え』
ショート『僕の家は医療に特化した家です聞いたことないですか?ユースシー・ピース』
『聞いたこと、、ある、あの〇〇〇病を治したって』
ユーシスー・ピースという男は世界的に名を轟かせている医師だ。あのがんの治療法を見つけ出し、そしてあの〇〇〇病を治したと言われている。
ショート『はい、この病院は父親の病院です。今は実験材料として生かしてもらっている、感じです』
笑っているのだろうが頬が引きつっているのがわかる。
『お前は嫌やないんかそんなのっ』
ショート『嫌ですけど変えられないですから』
『変えられないって決めつけんなや!!』
ショート『じゃあ僕がこの病気にかかったことを貴方は変えられるんですか』
『かえら、れない、、』
俺は医療なんてわからないましてや人の命を殺める側そんな俺が言えることなんてあるのだろうか。
ショート『いいんです、この病気にかかって死ぬ運命ならその運命に従うだけ』
『絶対治療法探すからな!!!』
ショート『え?』
『だってだって!!嫌や!軍人の俺が言うのもなんやけどお前に死んで欲しくないだってまだ10代やろ?』
ショート『12歳です、』
『まだ生きなきゃ損するで!明日も来るからな!!』
ショート『え!あちょ』
ゾムさんは診察もしないで病院から出て行ってしまった。
その日は薬の投与に寝るまで付き合わされた。
薬の投与はまだ開発途中の物。どんな効果があるものかは知らされず何も分からないまま体に入ってくる。時に何も感じなく痛みがないものがあれば、身体中に針でも刺されたんじゃないかと感じるレベルの痛みが体を襲う時もある。
ショート『父さん、、』
父『なんだ』
ショート『いつまで、続くんですか?』
父『薬の投与か?』
ショート『はい』
父『さあな投与する薬が無くなるまでじゃないか?』
ショート『ッ!』
そう言って父さんは僕の部屋の電気を消し部屋を出た。
『用無く入ったら怒られるかな、、、』
昨日ショートがいた所にショートはいなかった。
自分だけ毎日会う的な考えをしてたんじゃないかと思うと恥ずかしくなり、体全身が暑くなった。ドンッ『ご、ごめん』ショート『ぞ、ぞむさん?』『ショートッ!!!』ショート『しっー!!』
いなかったはずのショートがいたことに驚き少し大声を出してしまった。ショート『こっち来てください』ショートは俺の手を握った。
『ここは?』ショート『父親も知らない部屋ですここなら時間まで存分に話ができます!』少し照れくさそうに言うショートは可愛らしかった。物静かな子供という印象が少しワンパクな子供に変わるような感覚。『あ!そういえば』自分が軍人なこと、仲間のこと、外はこうなっているということを教えるとショートは興味深々に沢山の質問をしてきた。きっとこんなことさえ起こっていなければ外に出て学校に行って友達と遊んでたくさんの経験をしていたんだろうな、と頭に浮かんだ。『あっ任務の時間や』ショート『頑張ってください!』『ショートもな!気ぃつけて帰りーや!』ショート『また!またあした!』『おん!!』近くにあった窓から飛び降りると驚いたショートが窓から覗いていた。手を振ると手を振り返してくれた。
明日は何を話そうかな
ペ神『アイナスラ病……どうして?』『病院に行ったらアイナスラ病にかかってる子供がいた、、その子に約束したん!!』ペ神『アイナスラ病はね、寝てる時でも起きてる時でも呼吸器を付けてないと死んじゃうんだ、聞いたかもしれないけど呼吸器を外して1時間、、いや30分経つと心臓付近の血管が弱って砂のようにサラサラになり血管が無くなるんだよ。』『ッ!!!ほんまに治せないんか?』ペ神『その病気については昔から研究がされてるんだ。俺もその研究に入ったことがあるけど患者は患者として扱われてない、よ実験台さ』『じゃあ、ショートも?』ペ神『そうだね、理由はゾムには分からない?』『…………』ペ神『アイナスラはどんな害あるものを投与しても体への影響がないんだ。痛みはあってもどの箇所にも傷も痣もガンも病気1つ生まれない、ある意味最強?なのかな笑』『じゃあショートはっこのままだと、』ペ神『死ぬよ』『!!!そんなのだめや!!ショートはまだ12歳やぞっ』ペ神『はぁゾム、いつも以上に説得力が無いよ。でも1つ方法がある。』『ほう、ほう?』ペ神『うん、それはね______』
父さんも知らない部屋に行くとゾムさんはもう居た。ショート『ゾムさんはいつも何でここまで来てるんですか?』『案外近いから俺は走ってきてるで!30分ぐらいかなぁ?』ショート『ほんと案外近いんですね』『そう、今日は地図持ってきたんや!』ショート『地図ですか?』『おん、ここら辺地域の地図と軍の地図!ショートにやる!!』ショート『え!いいんですか?!』『何時でも来ていいからな!』ショート『はい!』軍から病院の道を教えると案外近いので行きたいですと言う。なんで?と言えば何時でもゾムさんに会えるからと言った。『なんや!可愛いこと言うな!』ショート『寂しいかったんです、今まで人からは感染しないと教えても誰も一緒にいてくれなくてと、友達、もいたこと無かったので嬉しくて』『友達やからな!ショートと俺は!』ショート『ほ、ほんとですか?』『おん!友達やで!』それから毎日部屋に行きたまに銃の使い方を教えたり(撃たない)トランプで遊んだりなどたくさんのことをして遊んだ。
ショート『なんか騒がしいな』
大きい音が聞こえそのまま叫び声とともに銃声がなる。奇襲だった。ショート『ひとがっ、死んでる』逃げなきゃそう思った。ゾムさんに貰った地図を持って病院の裏口から外に出た。呼吸器が邪魔だ、、、でも外したら僕は、、ショート『死んでもええ!!』呼吸器を外した。呼吸器を外して1時間か30分なら持つことを思い出した。呼吸器を捨て地図を見ながら走った。体力が無いため普通の人より2倍遅い。すると頭の横を銃弾が通った。
敵『おい!子供がいるぞ!』敵1『撃ち殺せー!!』2人が僕に向かって撃ってきた。頑張って避けながら走る。ドサッなにかにつまづいた。ショート『した、い?』大きな大人の死体だった。その死体のポケットには銃が入っていた。ショート『ぞむさんに教えてもらったことを、、』銃を取り弾が入ってることを確認し、走ってくる敵に向けて撃つ。まず、足の関節に2発。ショート『当たった』敵の居場所に走り、恐怖を押し殺して頭を撃つ。ショート『逃げなきゃ』30分。
あともう少しで着く。
するとまた何かにぶつかる。????『うおっ』ショート『あッ』????『こども?』
ぶつかったのは金髪の紙に高身長イケメンだった。サッカー少年のような服を着ている。????『誰やお前』ショート『こね、しま?』コネ『なんで俺の名前知っとるんやッ』もう何も出なかった。怖かった。無我夢中にまた走る。前には大きな門があり、開いていた。コネ『おいっ!そいつを捕まえろッーー!!』ショート『いやだっ、しにたくないっ』
『ショート!!』
ショート『ぞむ、さん』
『お前っなんで、呼吸器は?!』ショート『外しちゃいましたッ、ガハッ』
出てきたのは血だった。呼吸器を外した時間が1時間を経とうとしている。ショート『ちにはさわっちゃだめ、で、ずっ』『おいっ、ペ神呼吸器を持ってきてくれ!!』インカム越しに伝えるとすぐに呼吸器が運ばれてきた。ショート『ありがとぉ、ござ』ぱた
うん、むり☆
もうかけない、つかれたよ〜…
めっちゃかいたから、もうやすみたい……
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