コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
3人を待っていたかのように迎えに来る保育士たち。
(どう?あのお店行ったの?いいのあった?)
この言葉を聞くとどうやらあのお店に行くことを知らないのはさゆりだけだったようだ。
(たくさん買えましたた)
(やっぱりおもらししみゃって大変でしたけど)
目の前の保育士たちにおもらしを報告する先輩。
(またやったの?いい加減にしないとほんとにぬのおむつにするよ!)
恥ずかしそうにするさゆり。
(さっきみたら今のところはおもらし大丈夫そうなんで許してあげてください)
(そんなことより彼女に合うロンパースあったので買っちゃいました)
いっきにスカートを捲りえげ紙おむつを守っているロンパースをみせる。
とは言っても体育座りのような座り方だったのでわざわざ報告するまでもないほどだった。
車の中を見て
園長(こんなに買ったの?高かったんじゃない?)
先輩(これ紙オムツ以外は売れ残りらしくほとんどいただけたんですよ)
(向こうでおもらししたあと試供品の紙おむつ頂けたんで買ったのは、コレとコレくらいです)
それらを中に運ぶ保育士たち。
持っていかれたのは保育士部屋でも保健室でもなく園児の部屋だった。
そこにあったのは、買ったものだけではなく到着したばかりのタオルや園児の着替えはもちろん幼児のオムツ、
そしてその横には大きめのパッケージに入った紙おむつ。
正しくそれはさゆりにしか当てられないサイズのオムツで、買ってきたものと大差ないようなものだった。
3人が買い物に行っている間に保育園の備品が到着したらしく、部屋一面と言っていいほどの量の備品が置いてあるのだった。