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恋することとは。 ー 🍪🍫
「ずっと好きだったんだ。」
「一目惚れしました。」
「俺と付き合ってくれませんか?」
________
容姿端麗だった義妹 のあ は、これまでたくさんの男性から求愛を受けてい た。
「ごめんなさい。」
返事はいつも決まってひとつ。
理由なんか言わずに「ごめんなさい」と言って頭を下げる。
何でだろうって私はずっと疑問に思ってた。
あんなにかっこいいのにとか、お金持ちなのになとか。
のあさんに聞いても答えてくれない。
「えとさん!お待たせしました」
「全然大丈夫だよー 」
「行こっか?」
「はい!」
私たちは本当の姉妹ではない為、お互いさん付け。のあさんに関しては敬語で話している。
距離がある感じがして私はあんまりそういうの好きじゃないけど。
今日はのあさんが買い物に行きたいと言ったので、私もついて行くことになった。
お互いの準備が終わり、家を出る。
「何買うの?」
「 … 実は買い物って言うのは嘘で、えとさんと仲深めたかったんです …. 」
え?なにそれ、可愛いすぎでしょ。
「あ … そうだったんだ、」
「嘘ついてごめんなさい。」
「ううん、逆に嬉しいし!誘ってくれてありがとう。」
そのまま私たちは2人でたくさんの話をしながら、買い物をして、ご飯を食べて、最後にカラオケに行った。
「♪〜 … 」
のあさんの綺麗な歌声に聞き入る。
全部完璧じゃんこの子。
「ふぅ … どうでした?」
「めっちゃ上手だね!すごい!」
「ありがとうございます!!」
「ふぅ … ね、私の歌どうだった?笑」
「上手かったです〜、歌声思ったよりかっこよかった!笑」
「そっか、ありがと笑」
「あの … ひとついいですか?」
「うん … ?なに?」
なんだろ急に …
のあさんは真剣な顔をしてこっちを向いた。
「 … 絶対脈なしなんですけど、どうしたらいいと思いますか?」
「あ、恋バナ?」
「脈なしって … のあさんに限ってそれは無いでしょ!」
「いや、ほんとに脈なしなんですよ!」
「ええ〜? … 相手はどんな人なの?」
「 … 女の子なんですけど … 可愛いくてかっこいいです。」
「そっかあ … 相手が恋愛対象に見てくれないみたいな感じ?」
「 ……. 」
「のあさん?」
少し躊躇した後、俯きながら話す。
「否定しないんですか?」
「え?」
「同性が好きなの気持ち悪いとか … 変だねって。」
「 … 何言ってるの?」
「今までみんなそうだったから、」
「私は思わないよ。この世の中多様性だもん。」
「恋することって、性別とか年齢とか関係ない。素敵なことじゃん。」
「 …….. 」
「だから、私はのあさんの恋全力で応援するからね!」
「 ……. えとさん。」
「好きです。付き合ってください」
「え … 私?」
「そう。私、えとさんが好きなんです … 」
「出会った頃からずっと。一目惚れです、」
「そう、だったんだ、」
「 … さっきはああ言ってくれましたけど、実際自分が告白されたらどうなんですか?」
「 …… やっぱり気持ち悪いですよね … 」
「いいよ。付き合おう」
「え?」
驚いたように目を丸くするのあさん。
「え … な、なんでですか?」
「なんでって … 好きだからでしょ。」
実際に「好き」という言葉を発すると、熱が頬に集まる感じがした。私、絶対今顔真っ赤だ。
「 … よ、よろしくお願いします、」
「うん。よろしくね。」
そして私たちは、カラオケを出た後2人で手を繋いで家に帰った。
その時ののあさんの幸せそうな笑顔はきっと忘れない。忘れられない気がする。
お久しぶり過ぎる投稿で申し訳ないです。
色々忙しくてなかなか書くことができませんでした😖
これからは頑張りたいけど、多分また投稿できなくなると思います。
自分のペースで頑張っていきますので、気長に待っててください🙇♀️
鬼滅に再熱中なんで、もしかしたら鬼滅の小説書くかもです。
推しはしのぶさんです。かわいい
ばいばい~