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「水沢さぁ~ん
お昼一緒に食べようよ! 」
あたしと同期の
総務課の野本君が
自販機の前であたしを見つけて
駆け寄ってきた
野本君って明るくて
いつも誰かに囲まれていて
他の課の女子にもすごく
人気があった
でも あたしは・・・・
今日も相変わらず
お局 橋本先輩にこってり
絞られて落ち込んでたの
「の・・野本君
あたしお弁当もって来てるから
ゴメンね 」
「へぇ~水沢さんが作ってるの?」
「う・・・うん
昨日の残りとかだけどね 」
「そっか~~~じゃぁしょうがないよね」
野本君はあたしのお弁当を
見つめて言った
「ねぇ 今度俺にも
お弁当、作ってほしいな~~」
その顔があんまりにも
食べたそうな顔だったから
思わず言っちゃったの
クスっ「いいよ 」
「本当!!うわっ!めっちゃ嬉しい!!」
野本君・・・・・
表情がくるくる変わる・・・
ハキハキして気持ち良い人だな
最初茶髪だったから
何だか軽そうで苦手と思っていたけど
いつも声かけて気にかけてくれて嬉しいな・・・
だから お弁当を作ってくるぐらい
何でもないことだと
思ったの・・・・
そんな軽い気持ちが・・・・・
あんな事件を引き起こすなんて・・・・・・