壊そう
壊そう
もう全部
にぃに達に会いたい
「「「キャハハッ」」」
「「「コワレそうだよ!」」」
「はやくはやく!」
にぃに どこ?
ここ寒い
いつもみたいに抱きしめてよ
ホットココア作ってよ
いつもみたいに僕の悩みを笑い飛ばして
「お前には兄はいない」
違う
いないのは誰?
俺はいない
僕もいないよ〜
私もいませんわ
ワシにもおらん
ぺぺでもない
ペペロンでも ない
繝√?繝お嬢様でもない
ローノでもない
にぃにがいるのははチーノ?
俺?
「あーあ、思い出しちゃうよ」
今はどうでもいい
全部壊す
ホメテ貰うために
ユラユラ揺れてる
ただの陽炎
これを消すだけ
ね?簡単
「やばい!こっちに来るよ」
「! 壊そうとしてくる」
「「「アハハ!二げないと二ゲないと!」」」
「チッ…後もうちょいやったのになぁ?!」
ほざいてる
うるさい
黙らせないと
殴って
「ガハッ∵∴」
「いつの間に?!檻から出た?!」
檻?そんなもの無かったけど
ただの鉄格子じゃん
あんなものおりに入らないよ
ほら、俺を捕まえたんでしょ?
もっと粘ってよ
ホメテ貰えない
すぐ壊れないで
もっと遊ぼうよ
『チ ー ノ !!!!』
ん?だぁれ?
『大先生!!チーノみつけました!』
『「了解!すぐ行く!」』
あれ?
にぃにだ
ショッピくんだ
呼ばせて
ホメテ
褒めてよ
「あ゙」
『ちのさん?!もう大丈夫ですから!』
「にぃ…に?」
にぃに、
ショッピくんだよ?
『え?』
「俺…、頑張…った、よ」
でもこの声、匂いはにぃに
『……ッッ』
「ホメテ」
『いくらでも褒めてあげますよ』
うん、にぃにだ
いつも
にぃには恥ずかしがり屋だから
寝る前しか褒めてくれないんだぁ
あれ?
もう1人のにぃには?
そう思い、目線で探す
『にぃさんはあとから来ますよ』
ショッピくんに言われる
そっかぁ、俺、守れたんだ
『 チ ー ノ ! 』
『ほら』
にぃにだ
大先生だけどね
んふふ
細かいとこはいいじゃない
「にぃに達だぁ」
会えた
会えたよ
『…は?』
「ホメテ…?」
『ええよ、褒めたる』
やったぁ
にぃにはいつもすぐ褒めてくれる
『まずは、 よう頑張ったな』
『もう、母さんはおらん』
そっかぁ、良かったなぁ
怯えなくてすむ
『ゆっくり眠れ』
魔法の言葉みたいだね
いつも言ってくれるの
眠いや
いやや
まだ
にぃにと居たい
無理だぁ
もっと話したいのに
言うとこ聞いてくれない
『僕らはどこにも行かんで?』
『そうですよ、だからちゃんと眠ってください』
にぃに達に言われる
そう言われたら
意識がどっか行くやん
心配そうに俺を見る
にぃに達を薄目で見て
俺は体が求めるままに
ブラックアウトした
コメント
3件
スゴォイ...尊敬。
壊れてからの、まだ混乱してる頭のciくんのにいに呼びやばいいい🙀💕最後にut先とsypくんに抱きしめられてる構図が頭浮かんで幸せでした、、、