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冷たい風が吹く中。体育館からなるバッシュの音。扉から顔を覗かせていると
『うぐっ』
鈍い声を出してしまった。顔面にボールが直撃してしまったのだ。
どこからかこちらへ走ってくる音がする
『すんません!』
謝罪が返ってきた。浅くお辞儀をすると私は何故か走り去ってしまった。
[音駒高校]
そこの男子バレー部はとても強い。宮城県の烏野高校から来た私はそっと音駒高校の体育館に顔を出した。体育館中に響く声。私の目はとても輝いていた。その時、肩を叩かれる。隣に居たのは同じ烏野高校の男子バレー部のマネージャー、清水潔子さんがいた。
『うぎゃぁぁぁぁ』
化け物が出たかの様な声が出てきた。そこに新人マネージャーの谷地仁花がきた。
『何事ですか!?』
私は慌てて状況を説明した。私はその時、まさか後輩に呆れられるとは思いもしなかった。
何故かと言うと私はマネージャーの会議があるのにも関わらずにこっそり練習に侵入していたからだ。
その後、清水先輩に説教をされ、反省しながらスポドリを作りに行った。
紹介が遅れました。私の名前は[日之 志愛]
皆からは[しーちゃん]もしくは[しあっち][しあ]と呼ばれている。
後ろから私の名前が呼ばれる。抱きつかれた方を見れば、日向 翔陽が居た。菅原さんにお客様に見せつけるようにイチャイチャするなと言われた。
『立場的にこっちが客じゃない?』
と言ったら拳が飛んできた。と思ったが痛みは無く。後ろで抱きついていた翔陽の頭に命中。
女に手を出すわけないだろう。と説教されてしまった。一日で2回もされるなんて、私は天才か?と馬鹿らしいことを考えていると清水先輩がニッコリスマイルでこちらへ来た。私は理解してしまった。怒っているということに。よく見ると私と翔陽の周りは怒りで満たされている。何かしたのかと思い首を傾げると清水さんが指を指す。
『スポドリ、どうしたの?』
私は恐怖を感じ、汗が止まらなくなった。とても強い日差しが当たっている今日。外にスポドリなんて置いてたらお湯になってしまう。いくら今日は冷たい風が吹いていて涼しいくらいでも、太陽の日差しには逆らえない。急いで取りに行くが遅かった。そんな時
『あーあ』
と声をかけられた。清水先輩かと思ったが声が低い。恐る恐る声をかけられた方を見るとそこには意外な人が