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「あなたは未来予知がしたいですか?」
唐突の事で分からなかった。
しかし、”未来予知”という言葉に反応して俺は頷いた。
しかし、今思えばあの選択は間違っていたのかもしれない。
当時の俺は未来予知が使える事を周りに隠していた。
もしかしてラノベみたいな感じの事があるんじゃないか、と思って隠してた。
だけど理想と現実は違った。
理想は良いこと尽くめの未来が見えると思ってた。
現実は闇ばっかだった。
未来予知と言ってもその日の朝に一気にその日の未来が見える。
朝は憂鬱時だ。
ある日のこと。
俺は友達と遊んで帰る途中だった。
ぼーっとしていて未来なんて考えなかった。
思い出した。
人が混んでる交差点を渡る途中ある事を思い出した。
此処を渡ったら死ぬと。
俺はその場から直ぐさま逃げた。
何とか早く逃げれたが後ろでガッシャーンと音が鳴った。
もしかしてと振り返るとそこには頭を強打してうずくまってる人や5歳ぐらいの男の子が轢かれて泣いている姿がある。
しまいには血を少しだけ流している人がいる。
俺は
「大丈夫ですか」
と大声をあげた。何とか立ってる人が数人居るが残りは悲惨な状態だ。
もっと早く思い出せてたら。
もっと早く思い出せてたら。
もっと早く思い出せてたら。
こんな事にならなかったのに。