テラーノベル
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みんなと過ごすクリスマス
#四季愛され #怪我表現あり
01
さてここで一応前回の復習といこうではないか。
前回、チャラ先主催の忘年会を兼ねたクリスマス会に参加している。以上。え?あらすじが短いすぎるって?だってめんどくさいではないか。
それに俺今頭から血流してるし。
02
「あ、」
これ俺の血だよな。ん〜ちゃんとあっちの隊長から話聞いとけば良かったな。俺頭も多分これ怪我して縫ってたんだろう。それが今の衝撃により開いちゃった。そんな感じだろう。それにしても痛いなぁ。冗談抜きで痛い。こんな感じでノリノリっぽいかもしれないけどアホみてぇに痛い。
「一ノ瀬さん!!大丈夫ですか?!」
「おい四季どういうことだ!」
ありがとう屏風ヶ浦。ごめんだけどだいじょばない。そして皇后崎。どういうことだ言われても今言えねぇよ。それどころじゃねぇんだわ。
「おい京夜!」
「わかってる。ごめん四季くん。痛むかもだけどちょっと触るよ。」
あー。チャラ先。ほんとに優しく触ってね♡
…やばい。思考がアホだ。身体はくっそ痛てぇのに思考はお花畑だ。
「まずいな…こんなところに輸血パックなんてあるわけないし…」
「まて京夜。四季はそんなに重症なのか?」
「いや、頭から血流してる時点で重症でしょ!」
「遊摺部少年、気持ちは分かるが落ち着くが良い!グハッ」
「おいこんにゃ時まで血吐いてんじゃねぇよ!」
「誰か綺麗な布持ってきて!出来れば糸と針もだけど…」
「おい裁縫用でいいならあるぞ!」
「なんで?!」
「そりゃロクロの服が解れた時とかに直してやる為だが?」
「ちょっと謎だけどそれだけでもありがたい!あとアルコール貰ってきて!」
「それもある。」
「お前ほんとなんでも持ち歩いてんのかよ」
「ロクロの為だけどな」
「おい四季!なんでこうなったか言えるか?!」
ん〜。うるさい。頭に響くからもうちょい静かにしてほしいな。てかチャラ先。もしかして縫う気?ここで?今?!そして漣!なんであんだよ!いくら手術岵の為だと言ってもだ!
「 」
「ん?なんて?!」
「あの…」
おい人の話聞けよ。みんなの声で俺の声掻き消されてるわ。
「 」
「ごめんもっかい言って!」
「皆さん…」
やばいほんとにキレそう。
「…皆さん静かにしてください!!」
03
部屋に可愛らしい声が響いた。
はい。ありがとう屏風ヶ浦。救世主。頭に響くけどこれぐらいの声じゃないと多分聞こえないだろうな。
「多分皆さんがうるさすぎて一ノ瀬さん困ってると思います。というか多分余計に悪化してしまいます…!……すみません私がこんなこと言ってしまって。死んできます」
「いやまて。屏風ヶ浦の言う通りだ。悪かった。」
「悪かったな四季、屏風ヶ浦。」
ほんとにありがとう屏風ヶ浦。お陰で皆静かになってくれた。だから土下座しないで。ほんとあとで屏風ヶ浦に俺が土下座しなきゃ行けない程の感謝なんだけど。
「ごめんね四季くん。麻酔とかそんなの今ここにないからそのまま縫うよ。我慢してね」
あーやっぱり?…しょうがないか。俺だって漢だ。我慢できる。
「 」
「おしじゃあ始めるよ。」
俺は目をつぶった
04
「おし終わり。」
どうやら終わったみたいだ。縫う痛みより全身の痛みの方が強くてそんな痛くなかった。
「ありがとチャラ先…」
まだ痛みは残るがちゃんと喋れるまでは回復した。
「おい無理に喋るな」
「いや、もう大丈夫…少しずつ骨もくっついてきてるし」
「まって四季くん。それだと骨が折れてたことになるけど」
「?うん。肋と足と左腕。あー。あとまだ左目も見えないや」
「おし一ノ瀬。お前あとで説教な」
「え、なんで?」
「なんでじゃねぇよ!なんでそんなことなってんだよ! 」
「えー…だって爆弾直撃したし。」
・・・「「「お前かよ!」」」・・・
「うるさ…」
05
てことであの後しっかり説明しました。てかさせられました。そして今は
「おい一ノ瀬…お前報連相知ってるよな」
「はい知ってます…」
「言ってみろ」
「報告、連絡、相談…デス」
「お前はそれやったか?」
「だってスマホ…」
「自分のスマホがダメなら他の人のスマホ貸してもらえばいいじゃねぇか」
「急いでて…」
「あ”?」
「はいごめんなさい!!」
上から紫苑さん、矢颪、ムダ先、皇后崎、真澄隊長と今はこの5人に言われたが説教されています。皆からめっちゃ言われます。
「…はぁ…まぁ今回これでわかったでしょ四季くん。報連相忘れないでね。わかった?」
「…はーい」
「おし!じゃあ四季くんの怪我も治ってきた訳だけだしクリスマス会に戻ろー!!」
チャラ先…ありがとぉぉ!
そう。あの後は少しずつ回復し始め、今は頭の傷と左目だけだ。左目も少し見えるようにはなっている。
「おい四季。酒は飲むなよ?」
「はーい!」
ムダ先に注意され元気よく返事をした。
とそこに
「待ってください」
「…え?」
屏風ヶ浦が声を上げた。
「すみませんがもう少し話をさせてください。」
屏風ヶ浦が皆の方に向かってそう言った。
そして屏風ヶ浦が俺の方に寄り…
バチン
06
頬が痛い。ジンジンする。ビンタされた。
誰に? 屏風ヶ浦に。あの屏風ヶ浦がビンタ?
「屏風ヶ浦?!」
周りが驚いて声を上げる
「皆さんも黙ってください。」
静寂が響き渡った
「一ノ瀬さん。ほんとに理解しているんですか?」
「り、理解ってそりゃしてる…」
「なにを?なにを理解されているんです?」
「ちゃんと報連相を行うって…」
「それだけですか?」
「う、うん」
「一ノ瀬さん…あなたは理解できてません。1ミリも。なにも理解していない」
「え?」
「たしかに報連相は大事です。ですがそんなものよりもっと優先するべきことがあるのです。」
「屏風ヶ浦さん…?」
遊摺部が口を挟んできた。
「黙っててくださいって言いましたよね?」
「はいごめんなさい!」
「屏風ヶ浦いっかいおちつけって…」
「一ノ瀬さんはほんとにわかってないですよね!!!あなたは自分自身を大切にできていない!なぜそんな無謀なことをしたんですか?!死んでたかもしれないんですよ!!あなたはいつもそうです!自分のことは二の次!死にたいですか?!自殺願望者なんですか?!」
「自殺?!そんなこと全く考えて無いんだけど!」
「その意思がなくてもあなたの行動はそれなんですよ!馬鹿なんですか?!」
思いの寄らぬ言葉に俺の堪忍袋がキレてしまった。
「屏風ヶ浦…さっきから言わせておけば…なんなんだよそれ!!」
07
「なにもわかってねぇのは屏風ヶ浦の方じゃねぇか!」
「なにを言ってるんです?!逆ギレですか?!」
「そーだよ!逆ギレだよ!!屏風ヶ浦だってキレてんじゃねぇか!」
「それは一ノ瀬さんがなにも理解してないからです!」
「だから理解出来てるって!お前になにがわかんだよ!」
「なにも分かりません!わからないから!わからないから怒ってるんです!私は一ノ瀬さんがわかりません!なぜそんな自分を犠牲にするんですか?!」
「だから犠牲にしてねぇって!なんでそこに繋がるんだよ!そもそもあん時そう行動したのは仕方のないことであって必然だった!」
口が止まらない。そういえば…屏風ヶ浦とこんなマジ喧嘩するのは初めてかもしれない。
「…ほんとなにもわかってくれませんね。もし漣さんが裁縫セットを持っていなかったら?もし花魁坂先生がいなかったら?もし…もしあなたが鬼神の子ではなかったら?」
「は?なんだよいきなり」
「そもそもなぜ今回完全に回復してなかったのかわかりますか? 」
「そんなの分かるわけねぇだろ」
「…爆弾が直撃して肉体の形が保てるとでも?」
「はぁ?」
「恐らく…いえ絶対に一ノ瀬さんの身体は1度四肢が取れたと思います。」
周りが息を飲んだ。
「そのために鬼神の回復力はそちらの方に力を使い、他の箇所の回復が追いつかなかった。」
「そんなわけ…」
「いいや。屏風ヶ浦の考察は合ってると思うぜ。それじゃなきゃ傷が治ってねぇ理由に説明がつかねぇ」
「真澄隊長まで…」
「一ノ瀬さん。あなたはもっと自分自身を大切にしてください。あなたが怪我をすると皆が悲しむんです。」
「だって…だってさ」
俺の中で何かが切れた。
07
「だってさぁしょうがねぇじゃん…?」
「だからそのしょうがないが…一ノ瀬さん?!」
おかしいなぁ目の前がぼやけて見える
「四季くん!?な、泣いて…」
「だってこうでもしてねぇと間に合わねぇんだよ…どんどん任務が入ってきて…」
「え?」
あ、これ涙か。やべ、止まらねぇ。涙も。どんどん零れる愚痴も。
「おれがんばってんだよ?期待に応えれるようにさ…でもさ休めると思ったらすぐにまた任務でさ、最初は我慢できたんだぜ?でもどんどん追いつかなくなって…痛みさえ我慢すれば多少のリスクを背負ってでも急いで任務やった方がいいって、いつかは忘れたけど誰かに言われて、鬼神なんだからできるだろって?」
ずっと、ずっと我慢してきたんだ。墓場まで持ってくと決めた本心が止まらない。
「鬼神だから怪我してもいい?なんなんだよそれ…俺だって痛いんだって…」
「じゃあ断れば良かっただろ」
「じゃあどうすれば良かった?断ったらサボりとか言われるんだぜ?なのにどうすれば良かった?ずっと俺がんばってんのに、これ以上どう頑張れば良かったんだよ!」
もうダメだ。おしまい。全部言ってしまった。どうせ甘えと思われる。あーあ。馬鹿だな。
そんなこと考えてたら温もりを感じた。
抱きしめられた。
「ごめんね四季くん。気付けなくって」
「ありがとう。教えてくれて。」
チャラ先に馨さん。
「そんなこと言ったやつ誰だ。言え。殺す」
「なぜもっと早く言わなかった」
物騒だぞ皇后崎。あとムダ先もなんか怖いって。
「そーいうのはもっと早く言えよ。」
「まぁ気付けなかった僕たちにも非はあるけど」
頭撫でんなって矢颪。ぐしゃぐしゃになる。遊摺部も混じってるじゃんか
「し、四季くんもう大丈夫だからね」
「ほんと早く言ってくれよ。あたしがどーにかしてやったのによ」
ごめん漣。手術岵にくっつきすぎて話入ってこねぇよ
「やっぱガキだな。そういうもんはもっと早く言うもんなんだよ」
「そうそう例えば俺とか…ちょ馨そんな睨むなって」
真澄隊長俺ガキじゃない。え、紫苑さん馨さんに睨まれてんの?なんで?
「一ノ瀬くんは人に頼ることを知ってください。…んでそれ言ったやつはにゃん殺す」
「よく話してくれたな少年。goodだ!グハッ」
前髪パイセン後半猫かぶり取れてる。印南さん大丈夫すか?
「い、一ノ瀬さん…」
「び、屏風ヶ浦、ごめん。ごめんなさい」
「私こそごめんなさぁぁぁぁぁぁぁぁい」
屏風ヶ浦も泣いた。
08
それからはもう屏風ヶ浦と俺でめっちゃ泣いた。
なんならチャラ先も泣き始めて大変。
もうなにがなにか訳わかんなかった。だって止めようとしても涙止まらないし、とにかく泣いてた。
皆抱きしめてくるし頭撫でてきた。
それだけで1時間はやってたと思う。そしたら急に眠くなった。はい。寝ました。寝ちゃったわ!
もーなんか久しぶりに寝たかも。最近は睡眠時間なんてほぼ取れなかったし、寝たとしても気絶みたいなもんだった。だから暖かくて安心して寝れたのは幸せだった。夢も見れないほど深く寝てた。
09
目が覚めたら羅刹学園の保健室。
めっちゃ慌てたよね任務がぁぁぁって。
そしたらムダ先と真澄隊長にゲンコツくらった。
チャラ先にも怒られた。そしてまた
『あー!!クリスマス会!!どうなったん?!』
って騒いだら真澄隊長にゲンコツされた。
クリスマス会は後日忘年会としてやり直すらしい。なんか俺のせいで申し訳ねぇなって思ってたらチャラ先に
『四季くーん?それ以上は怒るよ?俺のせいで申し訳ないとか思ってるんでしょ?ん?そうなんでしょ?次そういうこと思ったら京夜センセーめっちゃ怒っちゃうかも』
って言われて背筋が凍りました。怖かった。
てことで31日に年越しをみんなで過ごすことになりました。
09
後日談…というかちょっとしたオマケ話
あれから俺はチャラ先のところで入院してた。
というのも睡眠不足に栄養失調になりかけてたらしい。それから3日は入院することになった。
皆見舞いにくるんだけど屏風ヶ浦の時はもーとにかく大変だった。お互い土下座。その後は笑いあった。そして他の奴らからは何故か今までこき使ってきた隊長の名前を聞かれた。ちなみに多分関係ないと思うが今隊長がどんどん怪我してるらしい。ほんと関係ないと思うけど。
そんなことよりは忘年会が楽しみすぎてワクワクしてます!めっちゃ楽しみ!
あとがき
てことで中編でした。31日に後編出します。
てか明日出す〜とか言って出しませんでした馬鹿ですねすみません。ネイルしてました。冬休みなんだもんしたかった。
そんなことより桃源暗鬼2期制作決定!!感謝!!リアルタイムで見てたので夜中に叫びましたよね。
さて私情はここまで。少し今回のお話について。
個人的MVPは帆希ちゃん。美女ほど怒ると怖いもんですよ。いや素直にいいます。四季くんにガチ説教する帆希ちゃんが見たかった。だって面白そうじゃないですか()
てことで31日にまたお会いしましょう!
てかクリスマスどこいった()
コメント
4件

四季君、怒られてやんのw 四季君、大切にされてるね、四季くんが所属していた隊長はどんどん怪我していて良かった、あとは下剤とか毒を少しづつ、与えていてよかったよ! 後編楽しみです(*´艸`)