(気を引き締めていかないと……せめて、フィンがあの情報の場所を見つけるまでは時間を稼がなきゃ)
「――では、聖女様ご一行を、女神像の間へご案内します」
ヴァレナが決意を新たにしていると、ヴェヒターが言う。
すると、シマーが「あ」と声を挟んだ。
「ヴェヒター様、ボクも――」
「シマーは持ち場に戻って、鍛錬を続けておけ」
「……承知しました」
最後まで言う前にヴェヒターに切り捨てられ、わかりやすくしゅんとするシマー。
「そうやって感情を垂れ流すな。ヨシュカを見習うんじゃなかったのか」
「……」
名前を出されたヨシュカは、涼しい顔でシマーを見ている。
「……はい。ヨシュカ先輩はボク*******************
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