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朝食を終えて、後片付けのお手伝いをしようとしたら、


「片付けは私がしますから」


と、華さんにあっさりと断られてしまった。


「ですが、いろいろ覚えてほしいと……」


「ええ、その通りです。けれど、お台所は私が長年一人で切り盛りをしてきた大切な場所ですので、まだ簡単には立ち入らせるわけには行きません。あなたがもう少しこの家に慣れ親しんだら、お台所への立ち入りは許しますから」


華さんからそう言われて、ごもっともですと思いつつも、これはある意味お姑さんよりも手厳しいのかもしれないと恐縮する。


「華さんは言葉がきついこともあるが、根はとても優しいから、大丈夫だ」


凹む私を見て、蓮水さんがそう声をかけてくれて、「そうですよね」と、頷いて返した。


華さんにはもう何度も助けてもらっているんだし、これぐらいで落ち込んでなんていないで、ちゃんと認めてもらえるようやる気を出して行かないと──。


何よりこうして彼と一緒に住めるのも、他ならない華さんのとりなしに違いないんだから。


「期待に応えられるよう、精一杯頑張ります!」


気を取り直して、勢い込んで口にすると、


「ああ、無理せず頑張ってくれたらいい」


彼が、ふっと優しげに顔をほころばせて、


「疲れたら、いつでも私のところへおいで。疲れが吹き飛ぶくらい、君を甘えさせてあげるから」


私の頭に手を添えぽんぽんと軽く叩いた……。


ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

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コメント

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いいな🩷 慰めてもらって🎵 台所って女の城って言うものね。 なかなか難しいね。

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