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夏休みは、飛ぶように過ぎて行った。
ゴリ先生の事件以来、特に目立ったこともなく、進夢は、友人たちと海に遊びに行ったり、昆虫採集に行ったり、と夏を満喫していた。
なにしろ、社会人になってからは、夏休みなどという代物はなかったわけで。なんだか、こんなに長く休みが続くのが申しわけないような気がしてしまう。
――というか、むしろ、こんなにのんびりしてていいのか、って感じなんだよなぁ。
死の運命の回避については、まるで進展がなかった。
もうすぐ夏休みが終わるというのに、こんなことでいいのだろうか、と少しだけ不安になる。
それに、例の『殺人』の疑惑のこともある。
連日続いた舞夜との図書館巡りは、ゴリ先生の事故以来、途切れていた。それに伴い、舞夜とも、あれ以来会っていない。
だから、あの日のこと、舞夜が口にした「殺人だったのかもしれない」という疑惑は、未だに進夢の中に、な******************
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