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亮平side_💚
はぁー…緊張する…
俺は阿部亮平。今日から新学期に入る。
今は新しい高校の中を歩いているところだ。
亮平/確か職員室に行くんだよね…?
亮平/…いや職員室どこ?
あ、人がいる!…“ピンク髪”だけど…。聞いてみよ
亮平/あの…
??/ん?どーしたの?…あれ、見ない顔だね!
亮平/今日からこの学校に転校してきたんです
??/そうなの!?どおりで顔知らないわけだ!
で?俺になんか用あったのー?
亮平/あ、えっと……
職員室の場所を教えて頂きたくて…
??/職員室?職員室はこっち! 着いて来てー !
亮平/あ、はい……!
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??/職員室はここ!俺はHRあるからまたね!
タッタッタッタッタッ
亮平/あ、ありがとうございました!
…行っちゃった、 …入るか。
コンコンッ、ガラガラガラ。
亮平/失礼します。
今日からこの学校に転校してきた、阿部亮平と
申します。
担当の先生はいらっしゃいますか?
先生/お、阿部さん!阿部さんのクラスは3年4組、案内するね!
亮平/あ、はい!
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先生/3年4組はここ。覚えといて!
亮平/あ、はい。
先生/そろそろ呼ばれると思うから、
先生は戻るね〜。頑張って!
((担任/阿部さん、入ってきて〜
亮平/あ…はい。
ガラガラガラ
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担任/自己紹介どーぞ。
亮平/はい。初めまして、阿部亮平です。今日からこの学校で皆さんと生活させていただきます。
よろしくお願いします。
パチパチパチパチ
担任/阿部さんの席はあそこ、めちゃくちゃ元気なピンク髪の隣ね〜
亮平/ピンク…あ、朝の、!
大介/あ、やっぱりさっきの子だよね!
同じクラスだったんだ、嬉しい!
俺、佐久間大介!名前、阿部亮平くんって言うんだね!亮平って呼んでもいい!?
亮平/あー、うん…御自由にどうぞ、
大介/あれ、元気ない!?大丈夫!?
亮平/うん、僕はこれが普通だから…笑
大介/そうなんだ!俺のことはなんて
呼んでもいいよ!
亮平/うーん…大介くん、でいい?
大介/OK!(いつか呼び捨てで呼ばれたいなぁ)
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大介/はぁー!やっと昼休みだー!亮平、一緒に屋上行かない!!??
亮平/い、いいけど…?
大介/しょーかいしたい人がいるんだっ!!
てことで着いてきてー!
亮平/あ、待って_って、足遅…笑
大介/あー!今遅いって言ったな!!
俺は遅くないぞ!!
亮平/ふふっ笑
大介/鼻で笑うな!鼻で!!
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ガチャ
大介/おっちー!あれ、みんなもう居る!!
??/大介が遅いんだろ?
大介/えー!チャイム鳴った瞬間にダッシュして来たのに!!
??/大介のダッシュは俺たちの早歩きだもんなw
大介/なっっ!!
??/ていうか大介の後ろにいる子、誰なん?
大介/あ、自己紹介できる?
亮平/あ、うん…初めまして、阿部亮平です。今日この学校に転校してきました。よろしくお願いします。
??/…硬すぎない?
8人/笑笑笑
辰哉/俺、深澤辰哉!辰哉って呼んでほしい!
康二/どーもー!みんなの万能調味料こと
塩麹よりも向井康二です!!
呼び捨てで康二って呼んでな!
ラウ/僕はラウール!
呼び方はラウでもラウールでもいいよ!
蓮/目黒蓮です。
涼太/宮舘涼太です。涼太って呼び捨てで良いよ
翔太/…渡辺翔太。呼び方はそっちの自由で。
照/岩本照です。
ねぇ…亮平くん、だっけ?君って妖怪?
亮平/……え?
照/辰哉、亮平くんから妖力感じるでしょ
辰哉/なんだ、照も気づいてたのか。
照/あとのみんなは?
翔太/俺も気づいたー
涼太/俺も
ラウ/はいはーい!僕も!
照/…そんぐらいか。で、君は妖怪?
亮平/…妖怪って、なんの事ですか?
照/(…嘘だな)あれ、知らない?
亮平/…はい。でも、なんで俺に妖力があるって
分かるんですか?
辰哉/なんでかって?そんなの簡単。
辰哉/俺たち全員妖怪だから。
亮平/…え、?
照/今日俺たちの家に案内しよう。
放課後、大介と帰って。
大介/え、もう連れてくの?
照/その方が手っ取り早いじゃん?
こんなに妖力感じた人いるんだから多分確定だよ
この人たち、本当に俺と同じ妖怪なんだ。
まぁ、嘘ついちゃったけどいいよね。
大介/分かった。亮平、今日一緒に行こ。
亮平/あ、うん…わかった、
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大介/亮平っ!帰ろ!
亮平/あ、うん。
俺らの家、とか言ってたけど…
一緒に住んでるのかな、?
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翔太/大介早くしろー!!
大介/ごめんごめん!連れてきたよ!
照/皆揃ったな。じゃあ…
亮平/あの…ここ、祠だよね?どうやって入るの?
涼太/…亮平くんは、見てればわかるよ。
照/じゃ、行こっか。亮平くん、目つぶって。
亮平/…?
照/…………目、開けていいよ
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亮平/わ……綺麗……
ラウ/ここが僕たちの家だよ〜!
辰哉/ここは危ないから、とりあえず中に入ろう
亮平/危ない……?
翔太/うん。まあ中で説明するよ。
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亮平/えっと…気になったことから
聞いてもいいですか?
照/うん。できる限り応えるよ。
亮平/ありがとうございます…じゃあ、まず最初…
亮平/ここはどこなんですか?
辰哉/…ここは妖怪山、
基本的に妖怪以外入れない。
亮平/妖怪山…はじめて聞いた、じゃあ次、
亮平/皆さんはどういう_
バサバサッ!!
亮平/!!?
翔太/はぁ…俺行ってくるわ。
照/俺も行く。皆は亮平くん守っといて、じゃ。
皆/りょーかい。
亮平/な、何ですか…!?
蓮/あの音…八岐大蛇 かな?
亮平/ッ……!?(八岐大蛇……?)
大介/大丈夫。あの2人ならすぐに帰ってくるよ。
康二/…大介が言ってる通りや、
あの2人なら安心やで。あの2人は強いからな。
そんな震えんでも大丈夫や。
亮平/ッ……
翔太/はぁー帰って早々来るなんてな。
照/なんか老けてたね。
翔太/おう。めっちゃ長く生きてたんかね?
あの八岐大蛇。
照/まあ、結局は妖怪だからね。
何年生きてても変じゃないし。
亮平/あの…皆さんはなんという妖怪なんですか?
照/あー、俺は大天狗だよ。
辰哉/俺は付喪神だよ。
翔太/俺は九尾の狐。尻尾もっふもふよ?
涼太/俺は鎌鼬。
大介/俺は猫又だよー!
蓮/俺は雪女。女なのか分かんないけど、
康二/俺は、一反木綿やで!
ラウ/僕は座敷童子!可愛いでしょ?
亮平/…いっぱい居るんですね…俺、
実は九尾の狐好きで…✨
翔太/そーなの?なんか嬉しい。
ねえ照、なっていい?
照/…まあいっか、良いよ
翔太/やった!……
ボフッッッ
亮平/わぁ…✨✨✨
尻尾っ!触ってもいいですか!?
翔太/ちょっとくすぐったいけど…良いよ。
亮平/うわっ、もふもふだぁ…気持ちいい…✨
翔太/ッ…ちょッ!さわりすぎッだから////
亮平/あ…ごめんなさい…
翔太/ごめんごめん、大丈夫だから、ね?
亮平/はい…
翔太/亮平は謝ることないよ。
俺が良いって言ったんだしさ、ほら、うん。
亮平/はい……
翔太side_💙
??/ガァァァァァァ!!
亮平/っ!?
照/…!この声…!!
??/ニンゲン…ニンゲンガイル!!!
照/翔太、亮平守っとけ。あとの皆は行くよ!
皆/おうっ! / 了解!
??/ニンゲンハ…ニンゲンハドコダァァ!!
亮平/ひっ…
翔太/大丈夫、亮平のことは絶対襲わせない。
亮平/あれは…なんていう妖怪ですか……?
翔太/あれは…確か鬼だな。
亮平/鬼…?…あ、れ…
翔太/…亮平?
亮平/あ…アァ…オレ、ハ…
翔太/亮平?亮平!!
亮平?/ウァァァァ!!
翔太/りょうへ…って…おい!!
待て!外行くな!!待てってば!!
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鬼/ニンゲンハドコダァァ!!ダセ、ダセェェェェ!!
亮平?/ウァァァァァ!!コイツラニチカヅクナ!!!!!
皆&鬼/!?
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッ(鬼)
皆/は……?
翔太/りょうへぃ…って鬼は?
辰哉/あいつが…追い払った、
康二/あれ…誰なん、?
翔太/…亮平だよ、 鬼って言ったら
急に暴れだした…
照/亮平…酒呑童子、なのかな?
ラウ/…多分?
亮平?/アァ…((バタッ
大介/亮平!!
照/すぐ中に運ぶぞ!
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亮平side_💚
……
亮平/はっ…あれ、ここって…
翔太/あっ!起きた?体の調子どう?
亮平/…翔太…少しだけだけど、頭痛い…かも、?
翔太/頭か…あとは?暑いとかない?
亮平/うーん…ちょっと暑い気がするような…?
翔太/そっか、分かった。
ちょっと待っててくれる?
翔太/すぐ戻ってくるから
亮平/うん…分かりました
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翔太side_💙
翔太/りょーたーー
涼太/ん?あ、亮平起きた?
翔太/うん、起きたんだけど…頭痛いのと暑いって
涼太/分かった。後で持ってくから、
翔太は戻ってあげて。
翔太/ん、ありがと。
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今日も本当は学校だったんだけど、亮平が起きないから、俺と涼太だけ学校を休ませてもらった。
ていうか、亮平昨日のことどんくらいまで
覚えてんのかな?
昨日のあれは暴走なんだと思うけど、
暴走してる時って大体記憶ないし。
聞いてみよー
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翔太/亮平ー
亮平/ん?
翔太/亮平は、 昨日何したかどこまで覚えてる?
亮平/え?学校行って、大介に連れられて
ここまで来て、目つぶったらここにいて…
八岐大蛇が来て…鬼が来て…?
あれ、ここまでしか分からない…
翔太/そっか。昨日、俺が鬼が来たって
言った瞬間、亮平暴走したんだよ。
亮平/…え、?どういうことですか…?
翔太/亮平は、妖怪だった。
酒呑童子っていうらしいんだけど。
亮平/俺が…酒呑童子?あの?
翔太/照が言ってただけだけどな。
あと、いつかこの神社よりももっと高いところの神社に祀られてる 妖怪様んとこ行くから。
亮平/…その妖怪様は、どういう人ですか?
翔太/性格は、まあ…
気に入らないやつは殺す、かな。
亮平/…こわい、
翔太/けど、大丈夫。あの照の父親だから。
隠してるだけで実はめっちゃ優しいし。
亮平/照の…?
翔太/うん。照は大天狗だけど、その産み親。
翔太/俺ら8人は皆、今の親に拾われたんだ。
全員元々、本当の親に捨てられた…
捨て子って訳。
亮平/捨て、子…?
ガチャ
涼太/色々持ってきたよ…って、話してたの?
寝かせてあげればよかったのに…
亮平/涼太…って!今日水曜日ですよね?
学校は!?
翔太/あぁ、俺らは休みだよ。亮平も。
亮平/えっ!転校翌日休みは信用失うって…
涼太/大丈夫大丈夫。先生には俺たちが妖怪なの言ってるんだ。本当はダメだけど、ちゃんと上に許可取ってるから。超大天狗様って言うんだけど
亮平/それって…さっき翔太が言ってた
照のお父様?
翔太/うん、そうだよ。俺らは元々人間なの。
亮平/だから…皆は人間の姿になれるんですか?
涼太/そうだね。俺ら全員親は違えど、
皆今の親に妖怪の血を分けてもらった仲間。
だからこんなに気が合うのかもね?
亮平/へぇ…
涼太/というか…こんな大人しそうな亮平くんが、
あの酒呑童子なんてねぇ…
妖怪に性格なんて関係ないんだなぁ…
翔太/まあ、大介は猫又だし、
男でも蓮は雪女だし。
てか妖怪の時の蓮、めっちゃ可愛いんだよ?
亮平/女性になるってこと?
涼太/蓮は見た目だけね笑
中身とか全部いつもの蓮だもん。
((ただいま〜!
翔太/あれ、もうそんな時間?
涼太/いや、違うよこれは…
バンッ!
大介/亮平っ!あっ起きてる!!良かった…!
涼太/大介〜??お前早退してきただろ??
大介/ひぃっ!
だって亮平に会いたかったんだもん…
翔太/そんな理由で帰ってくんなぁ!!!!
ただでさえお前頭悪いんだからな!?
大介/ごめんなさい……
涼太/こんなこと言ってるけど、翔太もそんなに頭良くないよね?
翔太/…そうだけど…てかお前もな?
亮平/…良ければ教えましょうか?
3人/…え?
亮平/自分で言うことじゃないとは思うんですけど…僕、高2最後のテスト、学年4位だったんです
3人/はぁ!?
翔太/いや、嘘だよね?そんな事あるはずが…
亮平/えっと……本当です、ね…
大介/ねぇ亮平?
亮平/ん?どうしたの、大介くん
大介/何で2人には敬語なの?同い年だよ?
翔太/思った。亮平俺らと同じ高3でしょ?
俺ら8人、高2か高3だから敬語なの、
変だと思うんだよね
涼太/俺も。タメ口で話して欲しい。
亮平/え、あ、うん…分かった、
❤️💙/((ニコッ
亮平/っ!?
大介/そーいえば言うけど、
この2人幼なじみなんだよ!
亮平/幼なじみ!?
涼太/言っちゃうのね笑 翔太、話してもいい?
翔太/え、まあ、良いけど、話すの?
涼太/だめかな?亮平の顔変わった気がしない?
翔太/…まあいいか。
亮平/話聞けるの?
涼太/うん。話すよ、ここまで俺らの人生。
もちろん亮平が良ければね?((ニコッ
亮平/聞きたいっ!
涼太/わかった、
ちょっと長くなっちゃうんだけどね?……
____________________________________________
長くなっちゃったのでここで切ります!
ここまで7000文字以上💦💦
お疲れ様でした!
次からこんなに長くならないように
頑張りますので、何卒よろしくお願いします🙇♀️
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