この作品はいかがでしたか?
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リビングへ行くと、4人仲良く話してて。
なんかわかんないけど、深澤くんがお父さんとむちゃくちゃ仲良くなってて。
父「あ、○○!ご馳走様!美味しかったよー!」
○○「え、あ、……そう。なら良かった…」
深澤「いや、お父さん面白いね!こんなお父さんなら良かったなぁ。」
深澤くんの本音なのかもしれない。つい。ポロッと…でも、お母さんの表情が一気にくもった。
深澤「あ、いや、ごめん…なさい…」
母「こちらこそ。言い訳にしかならないけど、ほんとには、連れていきたかった。○○と一緒に育てたかった。けど、離婚したら、私は辰哉くんとはなんの関係もなくて。あの人が辰哉は渡さないって言うから。どうも出来なかった…色々方法はあったかもしれないけど、あの頃はいっぱいいっぱいで…」
父「でも、これからは、いつでも会えるじゃないか。辰哉くんも、○○と一緒に遊びに来てよ。××喜ぶだろうから。」
深澤「え、いいんですか?」
康二「ふっかさん良かったやん!」
母「いいの?」
父「ずっと気にしてただろ?○○の事と同じように。」
深澤「……っ!」
○○「…じゃあ。今日からお兄ちゃんて呼ぼうかなー。仕事以外では。」
深澤「○○…」
照「辰にぃて呼ぼうか。」
○○「いいね!」
深澤「待って、照から、そう呼ばれんの?なんか嫌だ。」
○○「でも……いずれはお兄ちゃん、だもんね?」
父「…そうみたい……だな。」
照「はい。改めてご挨拶に伺わせてください。」
照が頭を下げる……
父「はぁ………」
お父さんは呆れたのかため息。
父「お前にはやらん!と言ってみたかったんだけどなあ…まぁ、君なら○○のこと、幸せに出来るんだろ?」
照「はい!あ、ただ、1つ言っておく事がありまして…」
父「なんだね?」
照「自分、1度結婚してまして。子供も1人いて。連絡は取ってないんですけど…」
父「……○○は知ってるのか?」
○○「…うん。ちゃんと聞いたよ。照に。」
父「○○がいいならそれでいい。○○が幸せなら。」
○○「…お父さん……」
照「ありがとうございます!」
父「さぁ、そろそろ失礼しようか。」
母「そうですね。」
父「あ、日取りとかある程度きまったら早めに連絡してくれよ?」
照「え?あ、……はい!その時はまたちゃんと連絡します。」
父「照くんのご両親にはもう伝えたのか?」
照「いえ、……というか、もう居ないので…(笑)」
父「そ、それは失礼……では、いきなり来て、騒いで申し訳なかった…」
照「いえ、あ。駅までで送ります!!」
父「そうか、じゃあ。お願いしようかな。」
深澤「んじゃ、俺らも帰るか。」
康二「だね。ってか、それやったら、俺が送ったらいいやん、どおせ通るし。」
照「いや、でも…」
父「照くん、○○とゆっくり過ごしなさい。通り道なら康二くんにお願いするかな。邪魔者はさっさと消えようか(笑)」
康二「せやな!てか、片付け…」
照「いいよ、二人でやるし!康二よろしく。」
○○「ごめんね?康二くん、深澤くん、よろしくね!」
深澤「○○、顔……」
そう言って、そっと頬を撫でる
深澤「だいぶ腫れひいたみたいだね、良かった!」
深澤くんが手を離した瞬間、さりげなく、照に撫でられた(笑)
照「も少し冷やしとく??」
○○「ううん。もう大丈夫(笑)じゃ、お父さん、お母さんまたね!ありがとう!」
そう言って、4人は帰ってった。
一気にシーンとなった、家の中。
○○「……さ、片付けよ」
照「だね(笑)」
二人で手分けして片付け、お風呂も済ませ、ベッドへ。
コメント
1件
素敵すぎて泣きそうだ✨