「……照、中はダメって言ったじゃん!」
ふっかがシーツを握りしめながら、潤んだ目で睨んでくる。
その頬は赤く染まり、声には微かな震えが混じっていた。
ベッドの端に腰を下ろし、バツが悪そうに頭をかきながら「ごめん……」と謝るものの、その視線はどうしてもふっかの脚の間に落ちてしまう。
そこには、ふっかの脚の内側を伝いながら、まだ温もりを保った白濁が一筋、ゆっくりと垂れていた。
「なっ……ちょっと、どこ見てんの!?」
咄嗟に太ももを閉じようとするふっかに、慌てて手を伸ばし、「ちがっ、違う、いや、ちがわないけど……」と混乱しながら言い訳をする。
「俺今怒ってんだけど……っ」
ぷるぷると肩を震わせて怒っているふっか。
でも、その瞳はほんのり涙を浮かべていて、赤くなった頬と相まって、俺の理性を刺激するには充分すぎた。
「……ふっか、今めちゃくちゃ可愛い……」
「はっ?今そういうんじゃないから……!」
ふっかが怒鳴るが、その声も少し震えている。
そんなふっかの腰にそっと手を回し、ベッドに押し倒すように引き寄せた。
「……もう一回していい?」
「っ……照、中に出すから嫌だ……っ」
文句を言いながらも、ふっかの指は俺の腕を掴み、拒む力はどこにもなかった。
「ごめん、今度はしないから……」
そう言って、再びふっかに口づけた。
まるでさっきまでのことなんてなかったかのように、静かに、でも確実に熱を帯びた夜が、また始まった。
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