月をみていた
他にもない
満月だった
僕は月を見ていた
大好きな彼女と見るはずだった
昨日の夜、
彼女が死んだ
突然だった
彼女は夏希
17歳だった
早すぎる死だった
僕はすごく
大好きだった
高校の入学式で 夏希と出会った
その瞬間に僕は心を奪われた
でも近寄れなかった
なぜなら
彼女は人気者で周りには人がいっぱいいた
僕は人が多い所が苦手だから
近寄れるはずもなく時が過ぎていった
7月のある日
クラスで席替えをすることになった
隣になれるはずもないと思っていた
席替えが終わり
横の人に挨拶をしようとして
横を見た
びっくりした
夏希だった
その日から僕は毎日がびっくりするほど
楽しかった
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