テラーノベル
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降りていく。降りていく、降りていく。
真っ暗な階段の壁のくぼみに溶けて固まった蝋に隊長が火をつけながら降りていく。
真っ暗なのが怖いのか抱えている少女が俺の服を掴む力が強くなっている感覚がする。
それを落ち着かせるために優しく頭を撫でたりする。
空はフレンズや薔薇騎士は静かすぎる地下への階段に緊張しているようだ。
長くて短い間、降りていると扉が見えてくる。
「ふむ…こういった時は…」
隊長が悩み込んでいる。
なんだか嫌な予感が…
「御用改である!」
その一言と共に蹴られ、くの字に歪み、吹き飛んでゆく扉。
その先には男だと思われる人型と笑顔の面を被った黒い影に囲まれ、ナイフを構えた赤く染まったドレスの美しい少女がいた。
蹴り飛ばされた扉の下から赤い水たまりが広がっていくのをみる限りいくつかは下敷きになっているらしい。
隊長がそのまま飛び出し、少女を抱き上げこちらに戻ってくる。
「柚子城。この子を頼む。」
「了解しました。」
そこからは、蹂躙が始まる。