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青が踊る。
銀の刃が煌めき影が切り裂かれる。
笑みのに歪んだ瞳は青く青く。
私の血に濁った瞳とは違う澄んだ青。
「おねえちゃん…?」
「ルリ…?」
そんな中、愛しい妹の声がする。
私たちの名前はこっちでは珍しく東の方の国の宝石の呼び名から付いている。
「おねえちゃん!」
「ルリ!」
大好きな、大好きな妹!
「怪我してない?酷いことはされてない?」
「ううん!おねえちゃんが守ってくれたからぶじだよ!」
妹はひどい目にあってないみたい。よかった…
「お姉さん、あなたのユニーク魔法で護られていたんですよ。この子。怖いことは何にも知らず、眠っていたんです。」
「…え?」
「私はユズキと言います。貴方がたの母親の依頼で貴方たち姉妹を救出に参りました。遅れて、大変申し訳ございません。」
ユズキさんに説明を求めると、彼は私が奴らに抵抗してから五十年が経っていること。母が自らここに来て私たちを探すつもりだったこと、しかし、禁足地判定がされ、封印処置がされるかもしれないと言う事で依頼をしたということを教えてもらった。
「…大丈夫ですか?」
「厳格寮副寮長!ニトログリセリンは持ったか!」
「もちろんだ!」
ユズキさんが心配そうにこちらを見てくる裏からニトログリセリンとやらを持ったかという言葉が飛んでくる。
気になってそっちを見ると赤い何かを手に持った緑髪の眼鏡の男と美しい青が手のなかの何かに火をつけ憎き奴らに向かって投げつけている瞬間だった。
次の瞬間、爆発が起こり奴らが吹き飛ぶ。
「っはは!」
「おねえちゃん?」
「大丈夫よ。ルリ。私はあなたにひどいことをしようとした人たちがいなくなることがすごくうれしいだけだから。」
青い炎と橙色の炎が奴らを吹き飛ばし、消してゆく。
ああ!うれしくってたまらない!
久しぶりに心から笑えた気がした。
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