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どぞー
バスに荷物を積み込む朝。
クラス中がわくわくしていて、みんなテンションが高い。
ころん「僕バスの一番後ろの席取った!」
莉犬「俺もそこ座りたかったのに!」
ジェル「ふたりでジャンケンしろや。負けた方は通路側な」
さとみ「はぁ……朝からうるさいな。俺は静かに景色見てたいんだけど」
ななもり。「まぁまぁ、みんなで一緒に座れば楽しいじゃん!修学旅行なんだから!」
るぅと「そうですよ。早く先生に点呼取られちゃいますよ」
(結局、後ろの席は全員でギュウギュウに座ることに)
バスが出発してしばらくすると――
莉犬「バスレクしよ!」
ころん「いいね!僕 司会ね!」
ジェル「お、バスレクって懐かしいわ~!しりとりとかするん?」
さとみ「俺は寝たいんだけどな……」
ななもり。「じゃあしりとりで、負けた人はみんなにジュース奢りで!」
全員「うわっ!なーくん鬼畜ルール!!」
(結局、ころんが負けてバス休憩のサービスエリアで全員にジュースを買う羽目に)
ころん「ちょっ……僕の財布が死ぬ……!」
莉犬「わーい!ころちゃんの奢り~♪」
ジェル「サンキューころん!」
さとみ「甘いコーヒーで頼むわ」
ななもり。「さすがころちゃん!」
るぅと「優しいですね、ころちゃん」
ころん「ちくしょぉぉぉ!次のゲームは絶対勝つからな!」
夕方、旅館に到着。
部屋割りはもちろん全員同じ部屋!布団が並んでいるのを見て、テンションが爆上がり。
莉犬「うわー!布団めっちゃ並んでる!修学旅行って感じだね!」
ころん「僕真ん中で寝る!」
さとみ「は?俺も真ん中がいいんだけど」
ジェル「ははっ、またケンカしとる。じゃあジャンケンや!」
(ころんとさとみがジャンケンして、結局さとみが勝つ)
ころん「くっそー!」
ななもり。「まぁまぁ、みんなで夜は語り明かそう!」
るぅと「ちゃんと先生に見回りされる前に静かにしてくださいね?」
夜ご飯のあと、旅館の温泉にみんなで入って、
そのあとは布団の上でトランプ大会!
ジェル「ババ抜き最弱は……ころんやな!」
ころん「なんで僕ばっかり負けるんだよぉぉ!」
莉犬「ころちゃん弱すぎ!可愛い~!」
さとみ「ほんと学習しねぇな、お前」
ななもり。「でも、そういうとこがころちゃんらしいよね!」
(みんな大笑い)
消灯時間になっても、布団の中で小声でしゃべり続ける。
莉犬「ねぇねぇ、将来みんなでどんなことしたい?」
さとみ「俺は……ゲーム実況とかもっと極めたいな」
るぅと「僕は作曲して、もっと色んな人に聞いてもらいたいです」
ジェル「おぉ~かっこええなぁ!」
ころん「僕は……もっと目立ってみんなに笑われたい!」
莉犬「笑われたい!?www」
ななもり。「……俺は、みんなでずっとこうやって笑ってたいな」
静かな夜。
でも、その笑い声と夢の話は、きっと忘れられない思い出になった。