TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

宿舎に帰ってすぐ、サイレンがけたたましく鳴った。

<出動!出動!新宿方面にOverHEAT出現!執行者は直ちに出動せよ>

ベッドの上で寛いでいたRasは飛び起き、Zederと共に出動の準備をし、他の部隊と合流すべく、ロビーに向かった。



Ras達がロビーにいると、次にSellyとParkhaが合流した。

「Parkha、到着時間の計算して」SellyはそうParkhaに指示をだした。

ZOOは執行部隊の中でもダントツで頭が良く、作戦会議等を得意とした部隊だ。

「OK、Selly計算した。皆のデバイスに送るね」

CRから普及されているデバイスに周辺地図と所要時間が送信された。

程なくして今回初任務になるMondoとCptが合流し、現場へ向かった。


現地へ向かうバスの中、最年長のSellyはなんだかんだ言いながらも

「Mondo、ちゃんとSAN値リセットの薬持ったの?」と新人の心配をしている発言に、Rasは安心しながら見守っていた。

すると、突然バスが急停車した。

何があったのかと窓の外を見ると辺り一帯にOverHEATした元人間が、バスを包囲していた。

今まで、OverHEATになった人間は自我が無く、ゾンビの様に思い思いに動く事しか出来なかったのに、彼等には自我があるのだろうか、団体行動をしている事に驚いた。

「あれ…自我もってない?」とZederが言い他のメンバーも窓の外を確認した。

少しの間が入った、驚いている場合じゃないと、Sellyは「皆戦闘準備して!俺とRasが引きつける」と指示を出した。

呆気にとられてた他の面々も我に返り外に出た。



戦闘自体はいつもと変わらず、OverHEATの瘴気を浄化するだけだった。

ただ、彼等はやはり自我をもっており、本当に人間そのものと戦っている様な気持ちにさせた。

執行者はOverHEAT 自我を持たないモノは相手の瘴気量が低いため、そこまでSAN値は下がらない。

ただ、執行者同士だったり自我の持つモノと戦闘をした場合、SAN値がとても下がってしまう特性をもっている。

この任務後、SAN値リセットは医療室に行く必要がありそうだな などとRasは考えながら目の前の瘴気を斬り払って行ったのだった。


Parkhaの迅速な本部への伝達のお陰か、新宿方面のOverHEATは外回りをしていた他の部隊が片付けてくれたというメッセージが入った。

RasのメールボックスにRionから【こっちは無事片付いた!そっちもお疲れ!】と元気そうなメッセージが届いた。

そのまま新規メッセージを開き医療班であり、友達のMainyに

【全員SAN値の減りが凄い、帰還次第そっち行くね】と送信し、MainyのOKの文字とリスのスタンプを確認しデバイスを閉じた。

OverHEAT【pixivへ移行】

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

50

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚