テラーノベル
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2Pの世界にアーサーくんが迷い込んでしまって愛されるお話です
アーサー目線でお話は進んで行きます
目を開けると殺し合いが行われていた。一瞬思考が停止したが、直ぐに逃げた。こんなとこで巻き込まれて死ぬのは御免だ。
必死に逃げたため、今いる場所がどこか分からなかったから、少し周りを探索した。どうやらここは俺が元いた世界とは異なるようだ。どうせ妖精さんのイタズラだろう。少しすれば元の世界に__
「誰だ貴様は。」
「…っ?!」
俺…国と同じ気配。俺と同類か?
「貴様は誰だと言っているんだ。」
「…てめぇこそ誰だよ。人の名前を聞く前に先に名乗るのが礼儀だぜ。」
「チッ…っ、は?」
目の前のやつは俺の顔を見るなり硬直した。なんだよ、俺の顔そんなに変かよ。
「んで貴様が…いや…髪色が…」
なんだコイツ。急にぶつぶつなんかいい始めやがって。…ていうか、こいつの顔、菊に似てんな。気のせいか?
「…先程は失礼。私は本田桐。」
「ほっ…?!」
いやいや、偶然の可能性もある。
「俺はアーサー。アーサー・カークランドだ。」
「やはり…お前はあいつの…」
「あいつって…だれだ?」
「…はぁ、会わせた方が早い。着いてこい」
「なんなんだよ…」
まぁ行くあてもない。菊似のこいつ…確か桐だったか?まあこいつについて行くことにしよう
「わぁ〜!!表の世界のおれだぁ〜!」
「やっぱり可愛いねアーサー♡」
「え”」
目の前には俺とそっくりな顔。違いはそばかすと瞳と髪の色くらいしかない。って、表の世界?
「ちょっとオリバー。その子はこっちの世界のことなんも知らないんだから急にグイグイこられたら困るでしょ…」
「フランシス?!?!」
「ふら…ああ、あっちの世界の…」
「俺はルイス・ボヌフォワだよ、あっちの世界の俺はこっちの俺とは真逆っぽいね…」
「お、おおお…」
な、なんかこいつかおは全く一緒なのに雰囲気違いすぎだろ…
「はいはーいっ!おれはオリバー・カークランド!お前の…Another Oneかな?」
「もうひとつの俺…か?」
「そうそー!あっ、みんなも挨拶してよ!せっかくあっちの俺が来てくれたしね♡」
「え」
見た感じざっと10人以上…いや10国…?人間なのかこいつら?まあそれ以上は居るだろう。終わるのか?
「私はさっき自己紹介しただろうルチアーノから時計回りにしていけ」
「はぁ?俺…まあいいか。俺はルチアーノ・ヴァルガス。フェリシアーノのアナザーだね。宜しくするつもりはないから。」
「…ルッツ・バイルシュミット。ルートヴィッヒのアナザー。」
「…?!ぇ、?!?!」
2人とも性格真逆過ぎないか…?!?!
「アレン・F・ジョーンズだ。アルフレッドのアナザーだよ。君はオリバーと違って正常者っぽくて安心したよ。」
「あはーっ、おれは正常者だよ?」笑
「…っあ、ごめ…っ、」
「またあれ食べたいの?」
「ちょ、…落ち着いて…」
「ルイスは関係ないでしょ〜? 」
「ぁ…う、ん…」
「あーあー2人とも落ち着け!!次!自己紹介してくれ!」
や、やべぇ…とくにオリバーが…
「僕はヴィクター…ラストネームはぁ……あ、ブラギンスキだ。」
「なんだっけ…そうそう、イヴァンのアナザーだよ。あんまり話しかけないでね。」
「ぇあ、おう」
「マット・ウィリアムズ。マシューのアナザー。よろしく。」
「…!よ、よろしく…!!」
やっとよろしくって言ってくれた…!!他の奴ら俺に対して警戒心剥き出しすぎだろ…
「アンドレス・ヘルナンデス・カリエド…えっと…アントーニョのアナザーだよ…はは…。よ、よろしく…」
「フラヴィオ・ヴァルガスだ!ロヴィーノのアナザーだぜ!お前オリバーのアナザーだっけ?…」
「な、なんだよ…」
「顔は同じだけどいけるな、よし、この後1発ヤらね?」
「バカか?!?!?」
い、いちばん酷いなロヴィーノ…いやフラヴィオか。
「ギレン・ヴァイルシュミットだ。ギルベルトのアナザーだぜ。お前あっちで結構嫌われてんな…俺はお前のこと結構好きだぜ。よろしくな」
「…!よろしく」
「ワン・ヨウある。王耀のアナザー。…宜しくするつもりは無いあるよ。」
「ああ…」
「よーっし!一通り自己紹介終わったね〜!」
まだ頭の整理が出来てないけどな…
「なあ、お前ら…こっちの世界ではいつも何してんだ?国際会議とかはないっぽいし… 」
「おお!いい質問だねあーさーくん!」
「アレン。説明」
「はいっ、えっと…こっちの世界ではいつも殺し合いしてるよ。平和なんてもの、この世界にはないんだ。」
「…は?」
「なんて言うんだろう…ゲームみたいな感じかな、相手が気に食わなかったり、暇だったり、相手から金とか貰いたかったりしたら殺し合いするの。」
「…」
「あ、君も巻き込まれるかもだから気をつけてね。」
「はぁ?!?」
「この世界にいるんだから当たり前だよ。身構えといた方がいいよ」
「…」
「まっ、アーサーは俺が守るからさ〜!殺されることは無いと思うよ♡」
「そもそも俺国の化身だから死ななくないか…?」
「あー、ここはそういうの通用しないんだよね。」
「ルチ_」
「その顔で俺の名前呼ばないで。キモイ。」
「ご、ごめん…」
「話戻すね。こっちに来たからにはそういうの全部通用しないから。傷の治りも普通の人間と一緒。ま、お前とそこのメンヘラ野郎は魔法とかいう馬鹿みたいなの使えるから話は別だろうけど。」
「あー!そっかぁ、アーサーも魔法使えるんだった!アーサーは星のステッキだったよね?俺ははーとなんだぁ」
…俺はこの世界では『イギリス』という存在じゃなくて『アーサー・カークランド』という存在という訳か…
「アーサー行くあてないでしょ?俺んとこおいでよ!とっておき出してあげる〜♡」
「とっておき…?」
「や、やめといた方がいい!」
「へ?」
「はあ?まーたアレン邪魔してさぁ」
「ちょ、とっておきってなんだ?」
「んー?えっとねぇ、人肉かっぷけーきに〜、スープに〜…あ、目玉のソテーとか〜?」
「ひぇ…」
…やっぱおかしすぎるだろこの世界!!!!
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