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#BL
kaede🍁
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おその★
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篝火

1,430
宮舘はしばらく黙ったまま、グラスの中の白ワインを見つめていた。
静かな夜だった。
時計の針の音だけが、ゆっくりと部屋に響いている。
「翔太。」
「もう一つだけ。」
「話してもいい?」
渡辺は静かに頷く。
「もちろん。」
宮舘は少しだけ笑った。
その笑顔は、どこか照れくさそうで、そして覚悟を決めたようでもあった。
「俺は。」
「ずっと昔から。」
「翔太のことが好きだった。」
渡辺の目が大きく見開かれる。
宮舘はそのまま続けた。
「ジュニアの頃から。」
「ずっと。」
「でも。」
「この気持ちは絶対に伝えないって決めてた。」
渡辺は何も言わず、最後まで聞こうと耳を傾ける。
「翔太には。」
「いつか好きな人と結婚して。」
「温かい家庭を作って。」
「奥さんや子どもに囲まれて。」
「幸せになってほしかった。」
宮舘は穏やかに微笑む。
「だから。」
「俺の気持ちは邪魔になるだけだと思ってた。」
「伝えたら。」
「翔太を困らせるだけだから。」
「恋人じゃなくても。」
「幼馴染で。」
「一番近くにいられれば、それで十分だって。」
「俺にとって一番大事なのは。」
「翔太が幸せでいることだから。」
宮舘はゆっくりとグラスを置いた。
「この話はこれでおしまい。」
「忘れてくれていい。」
「俺はこれからも。」
「今まで通り支えるから。」
その言葉を最後まで聞き終えた渡辺は、しばらく俯いたままだった。
静かな時間が流れる。
やがて渡辺は顔を上げる。
その目には涙が浮かんでいた。
「……嫌だ。」
宮舘が驚いたように見る。
「翔太?」
渡辺はゆっくり首を横に振る。
「諦めないで。」
「え……?」
「俺のこと。」
「諦めないで。」
涙が一粒、頬を伝う。
「俺。」
「今日初めて知った。」
「涼太が。」
「こんなに俺のこと考えてくれてたなんて。」
渡辺は笑おうとするが、涙でうまく笑えない。
「俺さ。」
「ずっと。」
「メンバーや涼太を支えなきゃって思ってた。」
「でも。」
「本当は。」
「俺も支えられてた。」
宮舘は何も言えなかった。
渡辺は涙を拭いながら続ける。
「俺。」
「これからも。」
「涼太とずっと一緒にいたい。」
「幼馴染じゃなくて。」
「恋人として。」
宮舘の瞳が揺れる。
「翔太……。」
「これからは。」
「俺を守って。」
「俺、一人じゃ強くいられない時もある。」
「だから。」
「隣で守ってほしい。」
渡辺は声を詰まらせながら笑う。
「俺。」
「もう女の子になっちゃったし。」
「子どもも産めない。」
「涼太を。」
「思い描いてた形では幸せにしてあげられないかもしれない。」
涙が止まらない。
「それでも。」
「それでも俺は。」
「涼太とずっと一緒にいたい。」
「隣で笑っていたい。」
「だから……。」
「俺と付き合ってください。」
部屋は静まり返る。
宮舘はゆっくりと立ち上がり、渡辺の前まで歩いていく。
そして、そっと涙を指先で拭った。
「翔太。」
「俺が幸せだと思う未来は。」
穏やかな笑顔で続ける。
「翔太が隣で笑ってくれている未来だ。」
「それだけで十分なんだ。」
渡辺はもう一度涙をこぼした。
宮舘は優しく渡辺を抱き寄せる。
「これからは。」
「恋人として。」
「一番近くで守るよ。」
渡辺も宮舘の背中へ腕を回した。
「……よろしく。」
「こちらこそ。」
長い年月、言えなかった想いがようやく届いた夜だった。
二人は静かに抱き合ったまま、お互いの温もりを確かめるように、その時間を大切に過ごしていた。
コメント
4件
フォローさせてもらいました。 宜しくお願いします。 舘さ〜ん🥹🥹優しいです! 💙が素直で良かったです😅

佐久間さん荷物持ちお疲れ様でした。 ゆり組は最高😆 お互いがお互いを静かに見守っていた やっと一つになった🥰
ゆり組が!ゆりゆりしている…!!!くっついて嬉しい🥹🥹❤️💙