テラーノベル
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※光子郎目線
※短いです
※口調迷子
俺は、約束した。
――純を治す、と。
だから調べた。
片っ端からだ。
医療データ、未公開論文、裏の医療フォーラム、
異常症例、記憶障害、存在認識障害、量子脳仮説。
関連しそうな単語をすべて繋ぎ、否定し、再構築する。
仮説①
脳の認知障害による集団的記憶欠落。
→否定。
記録媒体にも影響が出るのは説明がつかない。
仮説②
強制的な情報改竄。
→否定。
改竄者が存在しない。痕跡もない。
仮説③
観測者依存型の存在希薄化。
→一部一致。
だが、身体症状の進行が説明できない。
俺は純のデータをまとめた。
立ちくらみ、嚥下障害、吐血。
精神的要因ではない。数値が異常だ。
応急処置で止血はできる。
症状を遅らせることもできる。
――だが、病気は止められない。
俺はキーボードを叩き続けた。
夜が明けても、画面は白いままだ。
「存在が消える前に死ぬのではない」
「死ぬ前に、存在が消える」
その一文を読んだ瞬間、
思考が一拍、止まった。
治療法を探しているのに、
これは病気ですらない。
これは、
「治る・治らない」の領域にない。
俺は計算した。
可能性を数値化した。
奇跡も含めた。
――結果。
NO
不可能
治療成功率、限りなくゼロ。
理論的突破口、存在せず。
俺は画面を閉じた。
約束したのに。
治すと言ったのに。
だが、嘘はつかない。
治せないものを、治せるとは言えない。
それでも――
手を止める理由にはならなかった。
治せないなら、
せめて、遅らせる。
消えるなら、
せめて、苦しませない。
そして何より。
純が、自分の価値を
「役割」や「記録」で測らないように。
俺がやるべきことは、
治療じゃないのかもしれない。
だがそれでも。
昨日俺は言った。
「今は純を治すことのほうが大事だろう」
あれは、
願望じゃない
決意だ。
不可能でも、
やらない理由にはならない。
病気が止められないなら、最後まで楽しむ
これが俺の出した結果だった
主から
今日も読んでくれてありがとうございます♪
あと少しでこれも完結してしまう…
⇩あとこんな感じ⇩
#18
#19
#20
#21
#22?(あれば)
番外編①
番外編②
一気読み用
こんな感じです!
それじゃ
バイバーイ!
コメント
12件
光士郎、辛くない? 楽しく過ごすっていうのは光士郎の優しさなんだろうな… 更新ありがとうございます! 毎日投稿頑張っているところです!
光士郎頑張れ〜!
更新来た〜!!!!! 光士郎!!その調子でファイト〜!!٩(๑>∀<๑)۶ファイトー! 更新ありがとう〜!!