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俺のこの選択に後悔はしていない。
気付けば彼と一緒に過ごしていた。離れたくないと思うほどに。
20××年。人類は初めて人以外の生命体を発見した。別の星ではなく、この地球上で。
その生命体は人の見た目をしているが、人間には出来ない異能を持っていたため、「異能力人」と名づけ、観察するために保護している。
その保護施設は俺の家だった。
国から保護施設に任命され、国からの支援金をもって家は改造。
このことは公表されてはいない。
ニュースでは「異能力人を保護施設へ」としかなく、関係者以外はこの場所を知らない。
そうして家が丸ごと改造され、保護活動が始まったのは、俺が小6の頃だった。
「速報です。今日14時頃、東京都太田区で新たな異能力人が発見されました。繰り返します、——」
テレビには監視カメラの映像が映し出される。何かを警戒して身構える、僕と同じくらいの男の子が写っていた。
この男の子が保護されれば、4人目。多分、この子の監視は僕が行うことになる。
「真一、学校遅れるぞ。」
父さんも母さんも何も言わない。俺は食器を片付けて、いってきますと言って家を出た。
あの日から1年、親が忙しいのを間近で見てきた俺は、中学生ながらしっかりしていたと思う。
管理費は国から全て出ていて、諸々合わせて900万は超えていた。
異能力人を捕まえれば賞金200万が出るため、ニュースが出てから捕まるまでは学校でもその話で持ちきりになる。
あの異能力人は僕が管理していかなければ、改めてそう思い、ペダルを漕いだ。
そんな僕と異能力人とのお話。
コメント
1件
読み終わりました…! まず設定がめちゃくちゃ好みです。家がそのまま保護施設って閉鎖感があってゾクゾクするし、異能力人を管理する中学生って立場がもう重そうで…でも真一くん、すごくしっかりしてて切ないですね。 テレビに映る男の子、彼が4人目の保護対象になるんだろうな…って思うと、これからどう接することになるのかすごく気になります。 世界観の作り込みが丁寧で、続きが待ち遠しいです🥀✨
kurumi
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