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出る国
☭
🇺🇦 🇧🇾 🇷🇺
暴力表現あり
朝日がとてもうっとおしい。
「…ん」
「…あ、寝てたのか。」
また憂鬱な朝がやって来た。嫌いな朝。
いつからか分からないが一日のはじまりは孤独感が半端ないんだ。
「夜しかやってこなきゃ良いのに。」
ボコッ ボコッ
「っ…こうでもしねぇと堪らないんだよ。」
またいつものように自虐行為をしてしまった。
この姿を見られたらあいつらはどんな反応をするのだろうか。 「自分自身まで」「それだけ誰かを痛めつけるのが好きなの?」
とか、変なことを思われそうだな。
「朝だけが唯一俺を蝕む時間だな。」
「ん…?あぁ…」
昨日何したかまで忘れていた。周りを見れば酒に溺れていたということがわかる。
周りには酒の瓶の破片が飛び散って、最初はそれを片付けることから始まる日。
楽しんだ後が一番めんどいもんだ。
「…あいつらはちゃんと居るか…」
そう思い各部屋を覗いたがどこにもいなかった。
まぁ、なぜ部屋にいないかは検討がつく。
「絶対1階かどこかへ逃げたことだよな。」
いつもの事だ、もう慣れた。
下の階が静かだからおそらく逃げただろう。まぁ、その気持ちは分かるさ。
「…何度考えても親はあってねぇのかな。」
昔は逃げることなんで自分はしなかった。だって、あいされ無くなるから。
それでも、あいつらは逃げたんだ。
逃げたいほど、俺が嫌いってことかもしれない。
「…たまには放っておこう。」
身体が外に行こうとしないのは良くあること。外なんて滅多に出たことないからな。
あ、でもちゃんとウォッカは自分で買ったよ。子供に買わせるのは出来ないらしいから。
「子供の扱い方ってなんだろな。よくイラついた時に手を出してしまうけど、それもあいって事だろうな。」
癒しの道具、きっとそうだ。
それで何度も父さんを癒してきた。親からちゃんと習ったから。正しいんだよ。
🇺🇦「兄さん、ここならきっと見つからないよね。」
🇷🇺「もちろん、それは俺が保証する。」
ここは誰にも知らせてない。俺たち兄弟だけの秘密の場所。
🇧🇾「でも察知能力高いから見つかっちゃうかも。」
🇺🇦「確かに…また見つかったらまた暴力を受ける」
そう思いいつ来るか分からない恐怖に怯える。
🇷🇺「だいたい暴力をするやつって血も涙もないやつだがなんかあいつだけは変な感じがするんだよな。」
🇧🇾「…?例えば…」
🇷🇺「俺が首締められてる時目を見たんだがなんか…目の奥にハートがあるかのように感じるとか
夜中まで明日をどうするかって考えている時に廊下を通ったんだ。それであいつの前を通り過ぎる時に
『ほんものの…』とかそんなこと言ってたり…」
🇺🇦「…謎が多いね。でも血も涙もないやつでは無いって事しか分からないや。」
🇧🇾「うーん…でも血も涙もなかったらご飯も寝床も良いもの与えないからね。」
🇺🇦「まぁ、ご飯は少量しか無いけど。」
🇷🇺「そうだな、そのお陰で毎日腹ぺこだぜ。」
🇧🇾「それもそう。」
🇺🇦「…そろそろ静かにしよう」
🇷🇺「あ、そうだな。」
そういいすぐ側にあった茂みに隠れた。きっとここなら木もあるし隠れそうな場所が沢山あるから大丈夫だろう。
あとは見つからぬよう祈るだけ。油断禁物だからな。
🇺🇦「…やっぱり来なかったね。」
🇷🇺「だろう?絶対誰にも言うなよ」
🇧🇾「今日から逃げる時はここ使おう」
その日は来なかったからまたあの家へ戻ることにした。
朝だけは絶対気絶させるような暴力をするから、毎日逃げてんだ。
自由まにまに書きます