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〔 五条side 〕
病院につくと、使用人が待ち構えていて、すぐ彼奴がいる所に案内された。
五条 「 花奈!! 」
こんな大声で呼ばなくてもいいってわかってるのに、
何故か、大声で彼奴の名前を言わなきゃって。思った。
でも、まだ彼奴の耳には届かない状態だった。
家入 「 来たか、 」
五条 「 硝子…….。此奴の怪我は、 」
まぁ、見た感じでわかる。
腹部、そして…….右目。
狙ってるな。
家入 「 内臓を刺されていたが、反転術式でそれは治った。 」
五条 「 それ**は**ってことは、 」
家入 「 …….右目は、怪我自体は治ったが、視力は手遅れだった。言わば、失明。 」
失…….明….。
五条 「 くっそッ、 」
僕の失態だ、
最近、頭がボーっとする。
訛りすぎだぞ、僕。
五条 「 彼奴らッ、此奴はまだ餓鬼だぞ。 」
家入 「 犯人、知ってるんだな。 」
五条 「 …….五条家とバチバチの禪院家だ。 」
こんな最悪なことが出来るのは、彼奴らだけだ。
多分、その主犯は、禪院直哉。
それか、花奈の近くにいる禪院紫乃。
禪院紫乃は、真希達とは真逆で質がよく、女の中では最高傑作。
禪院紫乃が此奴のことを気に食わなかった場合、排除することは手安いだろ、
命令なら尚更な。
五条 「 チッ、禪院家の奴ら、全員殺してしまおうか、 」
家入 「 …….感情的だな、やっぱ好きなのか?其奴、一応妻だもんな? 」
妻だけ強調しなくていいよ、
まぁ、好きじゃない。と言えば、嘘になるかもな。
五条 「 さぁ、わかんないな。 」