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※思いっきりBL

※仮想の都道府県キャラがいます

※ヘタリアの人物名が出ます(判明してる国のみ)

例…日本→本田菊




1639年

徳川家光公の代に日本の鎖国制度が完成した。

その制度を持ってスペイン船、ポルトガル船との貿易も中止となった。

「なぁホンダさんやっぱり鎖国なしとか、、」

「申し訳ありません」

「あっ!親分さぁこの前ええ武器見つけてなぁ」

「我が上司の決めたことでありまして、」

「「ホンダーーーーー!!」」

嘆く声が海に響く。日本の上司、家光公はキリスト教が日本には好ましくないという意向で鎖国を定めた。よって、貿易ができる国はオランダと中国のみとなり、出島が作られた。


長崎

「おはようございます。オランダさん」

「おはようさん」

襖を開け、長崎の街を見下ろす長身の男が佇んでいた。しばらく出島に滞在するため、服装は日本からの貸出、着物だった。

「暑いですか?」「おう」

いそいそと浴衣を準備しようと祖国が動いた頃、長身の男がのそっと動いた。そして祖国の上にバサッと覆い被さる。顔は赤くはならなかったが、困惑の表情を見せる日本。

「ど、どうされましたか?かき氷でも、、」

「いや、なにもせんでええ」「、、すみませんね。他の御国の方たちが居らず、話し相手が、、」

「気にさんでええ」「じゃあ離れてくださいます?」

「、、、、、、、」「、、、、、、、」

最近こういうことが続く2人。日本が質問するも、オランダはそっけない回答なので静かな1日が過ぎていく。

「日本さん」「大阪さん」

江戸にいないときは、大阪がお付としてついてくれる。

「もうそろそろ出んと、江戸さんから連絡届きまして、、」「そうなんですか。」

近頃、江戸でも色々あるようで日本にもその仕事が回ってきていた。

「ということなので、蘭さん。お手を、、」

「オーサカサン。あと、何分でここでるんや」

「まぁ、1時間後ですかね」「1時間後にここにきぃ」

「はーい」


オランダが擦り寄って頬をなでる。

「、、どうされました?」「、、んにゃなんも」

「なぁじいちゃん」「はいなんでしょう」

「俺が好きいうたらお前はどうする?」


え?


「えぇっと、、」「困らせたんならええわ。準備してきぃ」そっぽを向いてしまった。これは

どちらなのだろう。からかい?それとも


「こちらを向いていただけますか」

グイッと頬を掴んで引き寄せる。ぎょっとした目をしたオランダに対してはっきりと言う。

「私も好きですよ。オランダさん。良き貿易相手ですしね」 スっと立ち上がり襖を開けようとした時


「待ちぃ」

グイッと着物が引っ張られる

「俺がいうたんはそういうことちゃう」




2時間後

「んでな、日本さんそこでなにしたか言うたらな」

「なになに!?」

ガラ

勢いよくドアが開いた。出てきたのは服装の乱れた日本。その勢いのまま、大阪に詰寄る。

「大阪さん!!!貴方1時間後に来るって言ってたじゃないですか!!!」ガッと着物の襟部分を引っ張る。顔は真っ赤で少し汗をかいている。

「いやーあれあくまで予定なので」「予定だとしても!」「まあまあ」

大阪と同じちょんまげ頭でタレ目の長崎が2人の仲裁をとる。

「でもまぁ日本さん」

「お盛んなこって」

大阪の一言により、またその空間はひとつ大きくうるさくなっていく。

「いいです!早く準備して江戸に行きましょう!」

「はいはい」

「行ってらっしゃいませー」



出島内

トントンと襖を叩く音が響く。

「失礼します長崎です」「入り」

先程までの柔らかい雰囲気を纏いながらも威厳を持ち社交辞令の笑顔でオランダへ近づく。

「お着替えです。日本さんからの浴衣ですよ」

「ほうか」「どうぞ」

浴衣と一緒にお茶も出す。飲み出した頃に

「凄くお盛んな割に2時間で終えれたんですね」

ブッとお茶を吹き出すオランダを他所に長崎は話し続ける

「我が祖国を犯すという、、大罪ながらも理性は持てれたようで。」「、、、それは悪かった」

「まぁいいですよ。祖国にも色々知ってもらい

たいですし?」

カチャカチャとお茶を片付ける横でオランダは洋装に身を包む。

「、、、あれ浴衣ではないのですか?」

「国へ帰る。おじいちゃんにも伝えときね」

「急ですね」

「ちょっとな  用事が」



1652年

オランダはある国と戦争開戦

「アーサー!やっぱりこれ無理なんじゃ、、」

「大丈夫だマシュー!アルと家を頼むぞ」

「アーサー!」


第1次英蘭戦争勃発


後にこの戦争がオランダ帝国の衰退に影響を及ぼす。


それはあともう少し経ってから。



バラよりもチューリップを手に

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