第3話 つかれてんのかい?
期末テストまで残り5日
今日は金曜日
学校に行く足取りが重い生徒がひとり。
(オカ)(…眠れなかった… ) ガーン
普段、オカルト雑誌を読み漁ってのオールすらしたことないのに。(←よく寝る子)
(自分、気付いてしまった
今日が金曜日ということに…
今日、ジジん家はなんかヤバい気がする!!!)
正解○
(オカ)実は自分、家で勉強をほとんどやったことがない。授業中と、図書室で少しやるくらい。
(ましてや、人ん家で勉強なんて…
昨日の綾瀬さん家の勉強会?は、ほぼコタツ入ってミカン食べてたし。)
オカ)「友達とどうやって勉強するんだろ?」
あれ、、、
なんか、目が回る…
あれれ?
あれ~~?
『…い、だい・…か?』
ん……
『おい!おい、、、』
(女王先生)「大丈夫か?」
(オカ)「!!!!!はっっっ!!!」
ここ
保健室だ…
(女王先生)「よかった、気がついたようだね」
(オカ)「自分、なんで保健室に?」
(女王先生)「何言ってんだい。自分の足で来たじゃないかい?『横になっていいか?』って。」
(オカ)「…そうなんですね、、すみません!すぐ出ていきます!!」
(女王先生)「まちな!!!」
(オカ)「ふぇ!?」
(女王先生)「高倉、あんた、何かに【つかれ】ちゃいないかい?」
(オカ)「 え”“”!?!? 」
(オカ)「ど、どういうことですか?」
(あれ?!まさか、先生にターボババアのことバレてる??)
(女王先生)「…寝不足だろ?お肌に悪いぞ?」
(オカ)「……あ、、、疲れ、てる?てことか」
(女王先生)「はぁ、やっぱり無自覚かい?よくないよ、ためこんだら。テスト前だしな、分からなくもないが。」
(オカ)「ありがとうございます。大丈夫です。」
カツカツカツ
カツ…
(女王先生)「高倉、、
お前、別人みたいになってるぞ?」
(オカ)「………え?」
恐る恐る保健室の鏡を見ると、
白髪の紅眼のダルそうなやつが、ベッドに座り込んでいた。
ごわぁぁぁああぁぁぁぁぁぁあ!!??!
変わっちまってる!!!
「ごめんなさぁぁぁい!!戻りまぁぁぁぁす!!」
わぁぁぁあ!!無意識は初めて!
わお!!びっくり!!
(パニック)
布団にくるまって頭を整理した。
いつだ??どのタイミング??
鬱うつしてたから、気付かなかった。
(オカ)「じ、女王先生、自分…」
(女王先生)「いいじゃないか、疲れてんだよ。そういう日もあるさ。もちょっと寝ていきな?」
「色んな生徒視てきてるからね、あんまり気にするな」
(オカ)「……あざっす……」
本当、いい先生…(涙)ホロリ
第4話につづく
コメント
2件
今回も面白くて好きです!