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ヴァレナたちが王宮に滞在してから――半月後の、ある日。
レオンに会うため、建物を出て庭園を通り――レオンが鍛錬をしている森に向かう途中で、ヴァレナは声をかけられた。
「ヴァレナ様」
振り返ってヨシュカの姿が見えたとき、ヴァレナはなんとなく嫌な予感がしていたが――無視した。
「はい、なんでしょう?」
「――その後、第三王子殿下とはどうなりましたか?」
単刀直入な物言いに、ヴァレナは内心でビクリとする。
「最初の頃より、よく話をしてくださるようになりましたよ。良い関係を築けていると……」
「いえ――私が聞いているのは、覚醒をさせた、もしくは覚醒を了承する意思を見せたか、です」
できるだけ明るく話したヴァレナだったが、ヨシュカの声は威圧******
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