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看「阿部さーん、」
阿「はい、」
今日は週に1回の定期検診の日。もう病気だと言われて半年も経つけど、やっぱり毎回何を言われるのか怖くて慣れない…。
医「阿部さん、こんにちは、」
阿「こんにちは、」
医「阿部さん、最近変化などはありましたか?」
阿「…ッ、」
医「ありましたよね?」
阿「はい…、過呼吸、起こしちゃって、」
医「阿部さん、大変言い難いのですが、前回よりも悪化しています。…やはりアイドル活動は心臓の負担が大きいです、」
阿「そう、ですよね…。」
医「これは私が勝手に言える事ではないですが…、」
阿「…、」
医「…活動については、休止も視野に入れた方がいいと思います。」
阿「ッ、」
医「阿部さんはまだ未来が長いです、これからの事を考えても、ドナーはしっかり待つべきだと思います。」
阿「…、でもッ、」
医「…。」
阿「今のSnowManの活動だけは、譲れないです、すみません、無理言ってるのは分かってるんです、でもッ、」
医「阿部さんなら、そう言うと思ってました、でも1つだけお願いです、無理はしないで、少しでも息苦しかったらメンバーを頼って、休ませてもらって下さい。」
阿「あ…、」
医「…?」
阿「…メンバーには、言ってないんです。」
医「言って、ないんですか?…何で?」
阿「心配、迷惑、かけたくなくて…、」
医「その気持ちも分かりますけど、!」
阿「すみません、」
医「…分かりました、じゃあ1人で良いです、1人でいいので誰か協力者を付けてください、」
阿「…分かりました、」
医「それと、薬の量、増やしますから。」
阿「はい、」
医「私は阿部さんに長生きして欲しい、だから、本当に無理はしないで、」
阿「ありがとうございます、すみません、我儘ばかりで…。」
医「気持ちも大切ですから、」
協力者、か…。メンバーには知られたくないから、高地?いや、でもいざとなったらの事を考えるとメンバーの方が良いか…。リーダーだから照?でも照に言ったら俺に合わせてメニュー考えちゃいそうだし…、
めめ…、だったら、支えてくれるかな…。めめ、だったら安心かも…。
めめと次会うのは…、明後日か、ご飯とか誘ってみるか…?
…
阿『めめー』
目『阿部ちゃん?どうしました?』
阿『明後日のYouTube撮影の後空いてる?』
目『空いてますよー!』
目『阿部ちゃん、もし良かったら一緒にご飯行きませんか?』
阿『俺も、そう言おうと思ってた!』
阿『後、少し話したい事、ある。』
目『俺も、です笑。』
阿『じゃあ明後日宜しくね!』
目『楽しみにしてます。』
…
阿「よし、めめには、全部話そう。」
あっという間に時は経ち、めめとのご飯の日がやってきてしまった。今日自分だけの秘密を人に打ち明けると考えるとやっぱり緊張…。
めめはどんな反応するだろう…、メンバーに黙ってる俺を見て、病気だって知って、幻滅しちゃうかな笑。
今日のYouTubeはふっかさん企画でメンバーはふっかさん+俺とめめと翔太。ボドゲだって聞いてるから体調はきっと大丈夫。
…
2本目の撮影で今はご飯屋さんに来ている。もう撮影自体は終わっていて、次の現場の兼ね合いで少しだけ待機。
あ、食後の薬飲まなきゃ…。そう思って必要な薬を持って御手洗に向かおうとした。
ポロッ
阿「あっ、」
手が滑って薬を床にぶちまけちゃった。メンバーにも見られちゃって皆戸惑った顔。慌てて拾って御手洗に向かおうとすると、
渡「いやいや、阿部ちゃん、待ってよ。」
阿「へっ?」
深「そんな大量の薬持ってどうするの、」
阿「えっ、と、」
渡「何か隠し事でもあんの?」
目「しょっぴー、言い方、!」
阿「…。」
渡「何か、言えよ…。」
深「まぁ、翔太落ち着いて。でも、俺も見逃せない。その大量の薬は何?」
ここで本当の事を言ったらメンバーはどうするだろう。きっと、皆優しいから手術を進めてくれるんだろうな…、SnowManは任せろって言ってくれるんだよね。
でも俺はそうじゃなくて、SnowManと、そしてファンの皆と今の活動を楽しみたいんだ、
だから、皆、ごめん。俺は隠し続けるよ、
阿「最近、喘息があるって診断されちゃって、」
渡「…は?」
阿「それの、薬。」
渡「喘息って、そんな薬の量あんの?」
阿「結構重いみたいで、アイドル活動は結構激しいから、多めにしてもらってる。」
阿「ごめん、黙ってて、」
深「ううん、言ってくれて良かった。」
渡「俺も、ごめん。ちょっと口悪かった。」
阿「食後の薬あるから、飲んでくるね。」
深「いってら、」
…
阿「危ね、バレて、ないよね?」
咄嗟にその場で考えた嘘をついてしまった。でも、症状は似てるし、きっと、大丈夫?
この後のご飯、めめ混乱しちゃうよね…、ちゃんと謝らなきゃ。
メンバーには、無事5周年を迎えてから言おう。それまでは、絶対に生きてやる。
大量の薬を胃に流し込んで、席へ戻った。
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