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数十分したらあんずも私の腕の中で落ち着いた。
なんとか解散した。
その後の夜
連絡が来た
「もう、望結に会いたいよ。会いたくなったら飛んでいってもいい? 」
「うん、いつでも来ていいよ。私は待ってるよ。」
「ありがとう」
それからあんずは高校に来なくなり、私は完全にひとりぼっちになった。
大切な人はいなくなってからようやくその大切さが分かるという言葉の意味がわかったような気がした。
いつもなら一緒に食べる昼ごはん
いつもなら一緒に楽しそうに話している休み時間
そんな当たり前の時間が無くなっていた。
家に帰り、ニュースを見た。
そこには 『橘 あんず(16)がベランダから飛び降り自殺』と書いてあった。
衝撃が走った。
なんで?なんで?なんで?
つい最近まで一緒に遊んでたのに、
今ようやく気づいた
私はあんずのことが好きだ。大好きだ。世界で1番。
なのにそれをあんずが生きている時にいえなかった。
でもよくわかった
私はあんずと赤い糸で結ばれていたんだって
その出来事から
私は「バイセクシャル」になった。
~完~
番外編あります。