テラーノベル
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「ロウ君‥‥大丈夫?」
「‥‥‥‥はい」
一体何が起こったんだ
先程まで幸せだったのに‥‥
一緒にいるだけで俺はセラさんの足を引っ張っている
「貸してください」
「‥‥‥‥無理だよ」
「なんで‥‥こんなの‥‥自分でやりますからだから‥‥」
「無理なんだ」
「セラさん?」
「‥‥この家は監視されてる。部屋中に監視カメラが設置されてるんだ」
「えぇ⁈‥‥そんなの見たことない」
「隠して設置してあるからね。だから‥‥」
だからってそんな‥‥
こんな事って‥‥
「少しの我慢だ。何か別の事を考えてたら良い。どうせいつもの気まぐれだ‥‥俺の事が嫌でも我慢して」
「嫌なんかじゃっ‥‥!」
「ロウ君‥‥?」
「‥‥っ」
嫌なんかじゃない
だから嫌なんだ!
「俺もロウ君の事嫌じゃないよ。本当は大切にしたい‥‥だから俺に任せてくれる?」
「セラさ‥‥‥‥」
眉を寄せ、優しく見つめる瞳に俺は静かに頷いた
ベッドの上
セラさんに背を向け座る
「四つん這いになれる?」
「‥‥‥‥はい」
そう言ったものの、中々腰が上がらない
そんな俺を見てセラさんが俺の背中を優しく押した
ドクン‥‥
背中に触れられただけで胸が高鳴る
「腰‥‥高く出来る?」
「‥‥‥‥はい」
恥ずかしい
でも今はそんな事言ってられない
「‥‥触るよ」
「‥‥‥‥‥‥」
薬を乗せた指が後ろの孔に触れた
その時、先程とは違う鼓動を感じた
ヤバイ‥‥
これは‥‥‥‥
「‥‥せ、セラさんっ‥‥」
「ロウ君‥‥もしかして‥‥」
「あっ‥‥!‥‥ごめんなさ‥‥俺‥‥ヒートの薬飲み忘れて‥‥」
朝にもらって来てご飯も食べなかったからすっかり忘れていた
どうして俺は‥‥‥‥
「さっきから甘い香りがして来ると思った‥‥」
「どうしよう‥‥ごめんなさい‥‥ごめんな‥‥」
「良いよ、謝らないで。とりあえず終わらせよう」
「あっ!‥‥ぁ‥‥」
指で周りに薬を塗ると、つぷっと指が中に入れられた
いつもバイオリンを奏でる指が俺の中で蠢いていく
しっかりと薬を塗り込まれ、指が抜かれる
今までに感じたことがない
そこがパクパクとしている感じ
「ロウ君‥‥一回出そうか。辛いだろ」
「や、いい!自分でっ‥‥ああっ!待って!」
股の間から手を入れ、俺のものを掴かまれる
その手を慌てて掴むも、セラさんは止まることなく手で扱き始めた
「んっ、や‥‥っ‥‥もぅ‥‥いくっ!‥‥」
「っ‥‥」
セラさんの苦しそうな吐息が聞こえる
俺は腰を高く上げたまま、だらしなく脚を大きく開き、頭を枕に沈めた
まただ
体が収まらない
これがヒートというものなのか?
俺には分からない
体を横に倒し、半分上を向く
すると俺の膝をセラさんが両手で掴み、開こうとしていた
「‥‥セラさん?」
「‥‥っ‥‥」
セラさんの顔
いつもの顔じゃない
苦しそうな顔に鋭い瞳
でもその瞳は鋭さの中に優しさが揺れていた
セラさんが俺の脚から手を離し、ベッドへ土下座をする様に頭を擦り付ける
「くっ‥‥‥‥」
「セラさんっ‥‥」
「触るなっ!!」
「!!」
セラさんからそんな言葉が出るなんて‥‥
セラさん‥‥
「もしかして‥‥‥‥αですか?」
「‥‥そう、だから‥‥離れてっ!」
そんな‥‥
こんなに辛そうなのに
俺は迷う事なくセラさんの体を抱きしめる
「っロウ‥‥!」
「やだ‥‥離さない」
「お前‥‥」
「セラさんがいい‥‥セラさん‥‥」
そう言いながらセラさんのベルトを外し、下着を下げる
そして既にかなりの大きさのそこをくちびるではむ
「っおい!ロウ‥‥」
「んっ、んんっ!‥‥あむっ‥‥」
溢れるものを一生懸命吸い込む
喉の奥まで突っ込んでも入りいらない
するとセラさんが手で顔を挟み、口の中から引き抜いた
「んあっ‥‥あ‥‥ん‥‥」
「こんな事しなくて良いよ‥‥随分上手だね」
「ん、上手なの?‥‥初めてで分からない‥‥」
口の周りに溢れた液体を舌で舐めとる
それを見たセラさんに顎を手で掴まれた
「こんな事知らないでやってんの?本当に昔から危なっかしい子だね」
「え?あ、んっ‥‥んぁっ‥‥」
セラさんが唇を重ねてきた
柔らかくて暖かい
セラさんの唇が1番気持ち良い‥‥
そのまま押し倒されて脚を持ち上げられる
薬を塗られた孔に指がまた入って来る
「傷は大丈夫そうだけど‥‥痛くない?」
「大丈夫‥‥だから、早く欲しい‥‥」
「俺も‥‥ロウが欲しいよ‥‥」
指の代わりに熱いものが入って来る
そこで受け入れる身体に変わったからなのか、セラさんに抱かれているせいなのか‥‥
最初よりはすんなりと体の奥へと受け入れていく
揺さぶられる度に切なく溢れる雫が俺の身体に纏わり付く
何度も何度も体を重ねる
どれだけ重ねたら1つになれるのかな‥‥
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コメント
2件
嫌じゃないだから嫌 ってなんかいい こや からってゆうのもいいよね (*´ω`*)