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ある病院の廊下を、
赤髪の青年が怠そうに歩いていた
🦖「……はぁ。。」
白衣は着ているが、やる気は0
看護師たちはコソコソ話す
看護師1「院長の息子さんよね……」
看護師2「でも全然やる気ないって聞くよ。」
その男の名前は緑川じゃぱぱ
この病院の院長の息子
いわゆる”ボンボン”医者だった
だが本人はーー
🦖「この病院、、ほんっと嫌い」
小さく呟いた
本当は医者なんてなりたくなかった……
父親に無理やり医大に行かされ、
そのまま病院に連れてこられた
カルテを机に置きながらボソッと言う
🦖「向いてないんだよな…俺」
その時
廊下の向こうから声が響いた
???「おーい!待て待て!」
振り向くと、
小さな小柄な医者が子供を追いかけていた
???「こら…まだ点滴終わっとらんやろ?」
子供は笑いながら逃げる
🧒「やだー!」
小さな医者はついに子供を捕まえた
???「はい捕まえた〜!」
そしてーー
クシャッと笑う
???「ちゃんと治してから帰らんと、お母さん心配するで?」
子供はしぶしぶ頷いた
🧒「……うん。」
そのやり取りを
じゃぱぱはじーっと見ていた
🦖「(なんだあの人……)」
看護師が隣で言う
看護師1「あの人、、小児科の黄島たつや先生ですよ!!」
看護師2「すごく人気よね、子供にも親にも」
その時
たつやが振り返った。。
じゃぱぱと目が合う
⚡️「……ん?」
たっつんはニコッと笑って近づいてきた
⚡️「君、新人?」
じゃぱぱは少しムッとする
🦖「違う」
⚡️「……え?」
🦖「この病院の息子。。」
その瞬間
周りの看護師が少し静かになる
だけどーー
たっつんは笑った
⚡️「へぇ〜、そうなんや!」
🦖「……。」
⚡️「じゃあ、めっちゃ働かなあかんな!」
🦖「…なんで?」
⚡️「院長の息子がサボっとったら、めっちゃ目立つやろ?」
そう言ってまたクシャッと笑う
その笑顔がーー
妙に印象に残った
じゃぱぱは少し眉をひそめる
🦖「(なんなんだ、この人)」
嫌な感じはしない
むしろーー
🦖「……変な人。」
小さく呟いた
その頃、
たっつんは子供に言っていた
⚡️「じゃあ、注射頑張ろか!」
🧒「やだー、、、!」
⚡️「大丈夫やって!!先生の注射、全然痛ないで?」
🧒「……」
子供は泣きながら腕を出す
⚡️「えらいなぁ……」
🦖「……」
🦖「(なんだろ……)」
この病院は大嫌いなはずなのに
この人がいる場所だけはーー
🦖「(嫌じゃない…………)」
その時のじゃぱぱはまだ知らない
この小児科医にーー
本気で恋をすることになるなんて。
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