テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
—— 病院の帰り道 ——
— あっきい:
……なぁ。
— ちぐさ:
ん?
— あっきい:
今日の配信、どうする?
— ぷりっつ:
正直、無理しなくていいだろ。
— まぜ太:
ちぐ、今は休もう。
— ちぐさ:
……でも、みんなに迷惑かけたくない。
— あっと:
それ、もう言うなって。
— けちゃ:
ちぐが元気じゃない方が、俺ら困るんだよ。
(その言葉に、ちぐさは黙った)
—— スタジオ ——
(ミーティングルームに集まる6人)
— あっきい:
よし、決めよう。
— ぷりっつ:
何を?
— あっきい:
ちぐちゃん中心でスケジュール組み直す。
— まぜ太:
活動ペースも、無理しない形に変える。
— あっと:
撮影も配信も、ちぐが休める前提でいこう。
— けちゃ:
それで文句言うやついたら、俺が黙らせる。
— ちぐさ:
……え?
— あっきい:
ちぐちゃんはさ、
「グループの足引っ張ってる」んじゃなくて、
「守るべき仲間」なんだよ。
— ちぐさ:
……そんな……。
— まぜ太:
ちぐ、俺らにとって一番大事なのはさ、
配信でも再生数でもなくて――
— ぷりっつ:
ちぐが笑ってることだろ。
— あっと:
それ以外、どうでもいい。
— けちゃ:
ほんとそれ。
(胸の奥が、ぎゅっとなった)
— ちぐさ:
……ありがとう……。
でも、俺……怖いんだ。
— あっきい:
何が?
— ちぐさ:
……いつか、みんなと同じ場所に
立てなくなるんじゃないかって。
— まぜ太:
……ばか。
— ちぐさ:
え?
— まぜ太:
立てなくなったら、
俺らがそこ降りてくるだけだろ。
— ぷりっつ:
そうそう。
— あっと:
置いてくなんて選択肢、最初からない。
— けちゃ:
ずっと一緒。
(ちぐさの目から、涙が溢れた)
— ちぐさ:
……こんな仲間、反則だよ……。
— あっきい:
だろ?
だから安心して、頼れ。
(ちぐさは、小さく笑った)
— ちぐさ:
……うん。
(その日、AMPTAKはひとつの決断をした。
「誰ひとり、置いていかない」と。)