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太「犯人が判った」
突然の声
国「真逆、幽霊とでも云うのか?」
太「いいや、犯人は_
”ポートマフィアだ”
国「は?ポートマフィアが何故この廃墟を使う?」
太「まずは、」
そう云いながら床を指差す
太「この足跡。まだ真新しいね」
確かに…最近のだ
国「これだけか?」
太「いいや、他にもあるよ。銃声がしたと云っていたんだろう?」
国「ああ、だがこの魔都横浜では銃声を使う奴はごまんといる。何故それだけで判る?」
ピッと床の穴凹を指差す
太「決定打はこれだよ」
国「これが何故決定打になる?」
太「これは_
”あの重力使い、中原中也のだ”
国「なっ…」
太「そして此処はポートマフィアビルからも近い」
そう云いながら向こうを見る
確かに、すぐ来れそうな距離だ
太「あいにく、ポートマフィアが銃の練習場として使っていたんだろう。此処は家も人の通りも無いしね。だが此処の付近に新たな家が建った。だから住民は不審に思ったんだろう」
国「成る程…」
太「その住民に伝えた方が良い。此処は危険だとね」
国「判った」
すぐ手帳に書く
太「ところで、これはいつ解けるんだい?」
国「さぁな。あいつに聞かなきゃわからん。とりあえず帰るぞ」
夜「おかえり〜」
敦「太宰さん!おかえりなさい!」
太「…ただいま」
敦くんと先輩以外この事務所に居ないようだ。
国「太宰にしては珍しくちゃんとやった」
夜「それなら良かった」
パチンッ!と指を先輩が鳴らした途端_
太「…あ」
自由に動ける
夜「異能力は解除しといたよ」
太「…先輩、一つ聞きたいんですが」
”これを見越して、わざと私に負けさせましたね?”
敦・国「え!?/は!?」
夜月が笑みを零す
夜「…太宰も勘が冴えて来たねぇ」
国「は!?無理だろ!?この依頼は”今日”入ってきたんだぞ!」
敦「え?!」
そしたら夜月さんは_預言者!?
夜「なんてね!異能力を使っただけだよ!」
国「なんだ…そういうことか」
敦「ああ、成る程…」
いつもの笑顔に戻る
太「…相変わらず、すごいですね。その異能力は」
先輩が立ち上がって私の方へ来る
夜「太宰も_
”流石。見抜いてたみたいだね”
太「ッ!!」
バタン…
その日の昼
乱「…ねぇ〜夜月〜」
夜「はい?」
乱「それって_勘?」
薄笑みが溢れる
夜「さぁ〜どうでしょうね?」
乱「…相変わらずだね」
夜月さんの考えている事はわかりませんねぇ…ぱっと見、太宰みたいやけど。