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夢花𓂃𓂂ꕤ*.゚
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ふかざぁさんが激メロだぁ… いわもっさんのためなら 頑張れるのね🥰🥰 佐久間さんの先輩っていう感じ出ててすきです…!
ちょっと頑張ったで学年一位とれちゃう深澤やっぱり天才なんだなって実感する!家ではずっとゲームばっかりって言ってる照を見るといわふか一緒に住んでるのが尊すぎて🤦♀️✨ 佐久間くんの過去とあべさくの出会いが知れてまじで満足すぎます!😭 さっくんがあべちゃんとどうなって今の性格になったのかも気になるし、今のあべさくにどう繋がっていくのか楽しみです!!!!
あべさくはやっぱ運命だったんだ🙂↕️ 好きすぎる〜
(岩本視点)
「照、今回のテストはどうだった?」
「俺はそこそこかな」
夏休み明けのテストも終わって、俺と阿部はテストの順位表を見に歩いてた。
毎年思うけど、夏休み明けのテストってきついよな。
夏休みもあっという間に終わっちゃうし、俺は引っ越し準備とかもあったし…
順位表は3年生の棟の中央廊下に貼ってある。
1、2年はわざわざ移動しなくちゃいけないの面倒なんだよな…
でも他学年の順位とかも見れるし楽しい。
2年はやっぱり阿部が1位なんだろうけど…
俺だって割と頑張ったつもりではいるけど、どうだったんだろう?
「あれ?なんかいつも以上に人がいるね」
「ほんとだ」
阿部が言った通り、順位表の前には人だかりができてた。
わざわざ人が来ないような時間を選んできたんだけどな。
みんなが集まってるのは………3年の順位表?
不思議に思いながら阿部と3年の方を見てみる。
こういう時に身長が高くてよかったなって思う。
「「え?」」
そして、その順位を見て固まる。
総合、各教科、3教科の1位………深澤辰哉…
ふっか?
え?あいつ、テスト受けたの…?
いや、だって俺が学校行く時に当然のように家でゴロゴロしてたぞ…?
それに、家でもゲームばっかだったよな?
「……照、ふっかに勉強するように言ったの…?」
「いや、俺は何も……」
確かにあいつは勉強できるってのは知ってたけど、今までサボってたんだよな…?
それに1位を総なめって…あいつの昔の話を聞いてもちょっと信じてなかったけど、マジなの?
阿部も驚いて固まってる。
そりゃこんなに人も集まるわけだ。
………今まで1位取れてた奴、絶対ショック受けるよな…
「学年1のサボリ魔だろ…!」
「深澤くんってこんなに頭良かったっけ!?」
「これ、マジのやつ!?何かのミスとかじゃない!?」
「だから言ったじゃん!!深澤くんは頭いいの!!」
「深澤先輩が戻って来たってこと!!?」
どんどん人が集まってくる。
ふっかが優等生だったってのは知ってる人と知らない人がいるんだったっけ?
知らない人からはサボり魔が?って不思議でしかないだろし、知ってる人も相当驚くよな。
「あれ〜?ここ人多すぎ〜、わら」
騒がしい中央廊下に響いた声。
その声に、その場にいた全員が振り返る。
もちろん、俺も阿部も。
「順位表、そんなにおもろいものでもあった?」
そこには、家で寝てるはずのふっかが楽しそうに立ってた。
急なサボり魔の出現に全員が固まってる。
その反応は本人は楽しそうに見つめながらキョロキョロしてる。
「……あ、照!」
と思ったら、すぐに俺のとこに駆け寄ってくる。
「お前、これ…」
「テストでしょ?照も頑張ってるし、俺も久しぶりにちょっと頑張ろうかな〜って!」
いや、ちょっとどころじゃないだろ…
でも、これが高1までのふっかの当たり前だったのか…
1年くらい勉強してなかったはずなのに意外とできるもんなんだな。
いや、こいつがただの天才ってだけか。
ふっかは俺の隣の阿部にも視線を向ける。
そう言えば、この2人が仲直り?できたのかは知らないな…
夏祭りでも、すぐに別行動になっちゃってたから…
「……阿部ちゃん、」
ふっかは何を言おうか迷ってるみたいで、次に続く言葉を考えてるみたいだ。
それを、阿部は何も言わずに待ってる。
「ただいま……でいいのかな?」
ようやく言葉を見つけたみたいで、少しだけ照れくさそうに笑いながら阿部を見つめる。
「……うん…おかえり、ふっか」
阿部も、優しい笑顔を返す。
それだけで、2人の間にあった張り詰めた糸が切れたみたいだった。
………よかったな。
「じゃ、順位表も見たし俺は帰るね〜」
「授業は?」
「え〜?テスト頑張ったも〜ん、わら」
こいつ……
ふっかは周りの反応を楽しみにだけ学校に来て、しばらくしたら帰ってった。
サボり癖は頑張っても治らなそうだよな…
(向井視点)
今日は順位表が貼り出される日!
俺が載ってるわけはないんやけど、他の学年の人たち順位も見たいし、何よりラウールくんと目黒くんの成績が気になる!!!
そう言えば、ちょっと前に……
『めめってこう見えて勉強は苦手なんだよね〜』
『ラウは勉強できるよね』
『へ〜!そうなん!』
って会話したなぁ。
ラウールくんは上位にいるのかな?
目黒くんの名前はあるんかな?!
「おいおい、お前らあんま俺のこと舐めんなよ〜?」
中央廊下に着いてすぐ、楽しそうな声が聞こえてきた。
今の声……
「佐久間さんは天才的な脳を隠してるだけなんだよ!笑」
「嘘つけよ!」
佐久間先輩と渡辺先輩や…!
それに、周りにもいっぱい先輩おる…!
「………」
すごい、楽しそうやな…
佐久間先輩が中心にいると、みんな笑っとる。
佐久間先輩ってこの学校1明るいって言われてるんやっけ?
…誰かを笑わせられる人はやっぱり限られてるんやろうな。
なんか、見てて虚しくなってくる…
佐久間先輩が、すごい輝いて見える。
俺には、眩しすぎる光やな…
なんか心臓がバクバクしてきた。
「…………」
帰ろう。
今、佐久間先輩たちを見てたら泣いてまう気がする…
(佐久間視点)
「………?」
あれ?
俺の視界の隅、康二いたかな?
って、あららら?
行っちゃったや、話しかけようと思ったのに〜!
「………」
ひょっとして、逃げられた………?
「佐久間?どうかした?」
「いや、何でもない!!」
なんか、気になるな…後で話しかけに行こ。
放課後、週番の仕事をささっと終わらせて、康二を探しに行く。
この時間帯の康二は校内のどこかで写真を撮ってるはず!
さてさて〜?
「こ、う、じ〜!!!」
「おわああああああ!!!?」
「にっひひ!み〜っけた!」
思いっきり康二に抱きつく。
「さ、佐久間先輩!!?な、何で…??」
「何でって、康二がそこにいたから!」
康二に抱きつきながら笑顔で答える。
およよよ?
康二が何か言いたげな顔してるぞ。
「康二、俺に何か聞きたいことある?」
「え!?い、いや…そんなんじゃ…」
「嘘つけ〜」
康二のほっぺをツンツンする。
これは言うまで離せないな〜?
「………佐久間、先輩は…」
「うん?」
「佐久間先輩は…どうやってみんなを笑顔にしてるん…?」
「え?」
どうやって?
どうやって笑顔に?
え?俺が??
ん〜???
「佐久間先輩って、いっつも周りの人と笑顔でいるやん?」
「おん、そうだな?」
「その…やっぱり、人を笑顔にするのには才能がいるんかな…?」
人を笑顔にする才能、か……
「俺、才能なんてないよ」
「……え?」
「俺には誰かを笑顔にする才能なんてないし、多分、康二が思ってるほど陽キャじゃないよ?」
「え?えぇ?」
康二の丸く開いた目を見つめながら笑う。
俺は、康二の思うほどキラキラ輝いた人間じゃない。
「俺さ、中学までは誰かと話すのが苦手だったんだ」
「……へ?」
俺は、ちょっと前まではすごいつまらない人間だったんだと思う。
中学2年生の夏まで、俺は誰かと話すことがなかった。
いや、話すことはあったんだけど、俺は相手と会話する気になれなかった。
「放課後どっか遊びに行こうよ〜!」
「いいね!あと一緒に行く人〜」
「俺も行きたい!!」
「俺も俺も!」
「あとは………」
クラスの中心で騒がしいクラスメイト。
俺は教室の隅で適当に漫画を読んでた。
「あ……佐久間くんだ…」
「え?どうする…?」
「あいつ、話しかけにくくね?」
「やめとこうぜ、あいつは別にいいよ」
少し小さい声で呟いてるけど、俺には丸聞こえだよ。
でも、俺はそれでいい。
むしろ話しかけないでほしい。
俺は、人と話したくない。
話が合わない人ばっか、話してもきっと楽しくない。
「………」
早く帰ってアニメでも見よ。
唯一の俺の楽しみはアニメとか漫画だけ。
勉強も嫌いだし、運動も苦手だし毎日学校楽しくないなーなんて。
でも、アニメが大好きで、推し活に全力な俺が大好き。
俺は、そんな俺が1番好きだったし大事にしたい。
俺の世界は狭かった。
でも、俺にとってはその世界が全てだったんだ。
そんな俺の世界が少しだけ広がったのは中2の夏休み。
たまたま見かけたゲームが楽しそうでやってみようと思った。
俺が説明をよく読まなかったのも悪いんだけど、そのゲームはボイスチャット型オンラインゲームらしくて…
しかも、適当に選ばれた2人組でチームを組んで、別のチームを倒してくっていう……
つまり、会話が非常に苦手な俺には苦手オブ苦手のゲームだったわけ。
マイクをオンにする勇気がほんっとうにでなくて、しばらく黙り込んでた。
同じチームの子の名前は…“ABEちゃん“か……
これはえーびーいーちゃんなのか、あべちゃんでいいのか…?
どうしよ、喋ったほうがいいんだろうけど、どうすればいいんだろう…
もう何をすればいいのかわかんなくて相手が話してくれるのを待つことにした。
相手には申し訳ないけど、俺は黙る。
マイクも相手が話し始めるまでオンにしない。
うん。
頼むよ〜、早く話しかけて〜!
『………あれ…?えっと、繋がってますか〜?』
話しかけてきた!!!
男の子の声!しかも優しそう!!
『あれ?もしもーし、聞こえてますかー?“ABE(あべ)ちゃん“で〜す』
あべちゃん!!
あべちゃんか!!
やべ、そうだ、俺もマイクオンにしなきゃだ!!
俺も!頑張って話すぞ!!
「……さ……“さっくん“…で、す……」
は、話してしまった……!
ついに誰かと繋がってしまった!!!
やっべ…変な汗かいてきた…
『“さっくん“、ね。今日はよろしくね!』
「よ、よろしくお願いします……」
よかった〜、向こうがいろいろ話してくれるタイプだ〜!
俺はとりあえず相槌だけ打っておけばいい!!
よし!これで俺はやってける!
何時間も会話をしながらゲームをして、俺は“ABEちゃん“と話すことが楽しくてしょうがなかった。
俺の見てるアニメの話とかも“ABEちゃん“はよく聞いてくれて、ところどころ知ってるって言ってくれて…
こんなに話してて楽しい人がいるんだって…!
『あ……もうこんな時間だ』
「……え!?まじじゃん!?」
“ABEちゃん“の声で俺も時計を見る。
もう23:00……てことは?3時間も俺話してたの!!?
『“さっくん“は…学生さん?』
「うん、”ABEちゃん“は?」
『俺もだよ』
「わー!一緒じゃん!!」
へぇ…“ABEちゃん“も学生なんだ〜
俺より全然年上そ、高校生かな?
『じゃあ、そろそろ寝ないとだよね』
「……うん…」
そっかぁ、もう寝ないとか〜………
「また、一緒にゲームしよ」
今日、めっちゃ楽しかったからまた話したいな。
『……もちろん、俺も“さっくん“とまた話したいな』
「約束ね!!」
『うん、約束』
その日をきっかけに、俺と“ABEちゃん“は一緒にゲームをする仲になった。
それが、初めて俺が誰かと繋がった瞬間だった。
顔も本名も年齢も何も知らない相手。
だからこそ、何も知らない状態で話してるからこそ、俺は素でいられたんだ。