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sideアリア
私は、あの後、高級娼婦に身を落としていた…
高級娼館で来る日も来る日も貴族や王族たちに身体を売った。
私は…
死のうと思った。
だが…
それを止めたのは、エシャロットとゼルゼディスへのすさまじい復讐の炎だった。
必ずあの2人を殺してやる…
そう思いながら、見知らぬ男達に足を開いた。
シャンク様はたまに高級娼館に来られるが、私とは目も合わそうとはしなかった。
惨めだった…
でも、あのゼルゼディスのクソの魔法契約書のせいで、私は誰にも経緯を話せなかった。
そんなある日…
隣国からAランク魔導士のライランという精悍な顔つきの男が高級娼館にやって来た。
ライランは一目で私を気に入ると指名してきた。
私はいつもと同じ様にその男に抱かれた。
「アリア、お前さんには強力な呪いがかかっているようだな…」
ライランはベッドで私と戯れながら、何気なくそう言った。
しかし、それは衝撃的だった。
「なぜ、分かるの…!?」
「俺はAランク魔導士だ。
そのくらいは見て分かるさ。」
ライランは言って私に口づけた。
「待って。」
私は再び行為に及ぼうとするライランを止めた。
「なんだよ、まだ時間はあるだろう?」
不満気にライランが言う。
「あなた、この呪いを解く事はできるの?」
私は尋ねた。
「ふむ。
お前に呪いをかけたのは、中々強い魔導士のようだな。
まぁ、呪いの全てとはいかないが、一部であれば解く事が出来るだろう…」
「解いてっ!」
「俺に何のメリットがある?」
ライランは片眉を上げてそう言った。
「私といつでもSEXできるわよ?」
私は悪魔の笑顔でそう言った。
「ふぅむ…
良かろう。
心臓にかけた黙秘の呪いを解いてやろう。」
そして、私の呪いの一つである、秘密を話してはいけないという呪いが解かれた。
私はライランに全ての経緯を話した。
そして…
同情心を煽り、Aランク魔導士を味方に付けたのだ。
これで、エシャロットとゼルゼディスに対抗する駒が出来たわ。
私はほくそ笑みながら、ライランと情事を続けた。
ライランはすっかり私の虜になったようだ。
殺してやる…!
内臓を引きずりだし、地面を舐めさせ…!
私の復讐の炎は全く消えてはいなかった。
それどころか、私自身でさえも手に負えないほど、大きく燃え盛っていたのだ。
ゼルゼディスがどの程度の魔導士か知らないが、こちらには世界に20人しか居ないAランク魔導士がいる。
あのすました美しい顔をめちゃくちゃにしてやるわ…!
その日、私は久しぶりに何の悪夢も見ずに眠る事が出来た。