夜の11時に出そうとしたら寝落ちしてしまいました。
なので今日出しました。
すいません!
能力試験がある体育館には、たくさんの人が集まっていた。
さっきと全然違うなぁ。
この体育館には、1階は、ステージ2階は、観覧席となっている。
観覧席のところには、チラチラと人がいる。
あの人たちは受けないのか?
俺が今いるステージには、ざっと1000人ぐらいいる。
こんなに人がいるとは、
『皆さん今日は、試験に受けてくれてありがとうございます!早速ですが能力試験を始めたいと思います。』
アナウンスが流れ、周りの空気が急にピリッとなった。
そうか、就職できるかどうかと一緒なんだ。
俺も頑張らないと、、、
『筆記試験が終わった後に説明されたかもしれませんが、今回は前回よりも少し多くなっていて1047人の人がいます。なのでしっかりとアナウンスを聞いてください!まずは、逃げ延びる試験を始めます。』
もうやるのか?
早いなと思っていると、
『番号が1から100の人はステージに残ってください!それ以外は、観覧席で待機してください!5分後に始めます。遅れたなら不合格とします。また試験の妨げをしても不合格とみなします。』
番号制か、それなら混雑しないな。
俺の番号は834番だからまだまだ先だ。
観覧席まで行きゆっくりしていた。
すると試験が始まるのか、ステージにいる人は、気がたっていた。
『試験の説明をします。皆さんが持っている番号を自分の背中に貼ってください。そして番号が剥がされたり取られたら座ってください。決して不正のないようにお願いします。番号を剥がされても不合格になるとは限りません!』
なるほど!
番号を剥がされないようにすればいいのか!
俺は見える位置を探した。
わずかな隙間を見つけた。
よしここならよく見れそうだな!
『では始めます。制限時間は5分間、2人の試験監督から逃げ切ってください。』
その合図で始まった。
広さは、縦100メートル横20メートルはある。
障害物は、少し置いてあった。
長方形の箱や四角い箱が、
そのため流石に2人で5分以内に100人は厳しいだろう。
俺はそう予想したが、予想とは異なり試験官は次々と人を捕まえていった。
なんでこんなに捕まえられるのか?
そう思うが1つの結論を出した。
試験官は、レベルアップをしている!
そうすれば、納得がいく。
後ろを見ていないのに障害物に隠れていた人を確保した。
多分あの人は、気配がわかる類か、もう1人はどうだろう。
あと1人の方を見たらすぐに分かった。
時々足が速くなっている。
ブースターかな?
この人に見つかったら終わりだな、でももう1人の気配をわかる人は足がそんなに早くないからなんとか逃げ切れそうだな。
そして、、、5分経った。
残っていたのは、8人だった。
8人しか残っていないのか、思った以上に厳しそうだな。
監督から褒められていた。
よく見ると、8人のうち1人は知っている顔だった。
あの人は、、、さっき絡んできた田中さんじゃないですか!?
すごいなぁ〜逃げ切るなんて
田中さんは、周りをチラチラと見渡していた。
誰か探しているらしい、見つけたのか手を振っていた。
あの人友達いたんだ〜
俺は、また絡まれそうな気がして観覧席まで戻った。
なんやかんやありもうすぐで俺の番だ。
正直100人ずつでしてても時間はかかった。
ここまでで逃げ切れた人は、大体50人ぐらいだ。
『では次801番から900番の人はステージに来てください。』
ようやくだ。
俺はステージに行った。
ステージにはもうすでに人が結構いた。
観覧席から見られる分より緊張するなぁ
『それでは試験開始!』
早!心の準備させてくれよ。
まぁいい今は試験に集中しよう。
監督はどこだ?
あたりを見渡す。
すると、後ろから悲鳴が聞こえた。
「うぁああ!来たぞ〜!」
ちっ後ろからか!
ここは真ん中ぐらいだから移動したくない。
それならと思い端っこにある四角い箱の横に隠れた。
他の人は、ほとんど奥の方に移動している。
多分俺の予想だとブーストの人は、奥の方に移動する。
そして隠れている人は気配がわかる人が捕まえに来る。
ブーストの人ではなかったら逃げ切れる!
予想通りにブーストの人は、隠れている人を無視してほとんどの人が逃げていった奥の方に向かった。
よし!今のうちに反対に行こう!
ブーストの人に見つかるのは絶対にダメだ。
何人かは、俺と同じことを考えていたのか、反対の方に移動していた。
しかし、やっぱりいるなぁもう1人の試験監督。
とりあえず今は、周りの人になすりつけるかぁ〜
だが、試験監督と目が合った。
やばい、想定外だ。
ジリジリと詰め寄ってくる。
俺は、障害物を盾にしながらどんどんと後ろし下がった。
そこをチャンスと見たのか、周りの人は試験監督との距離を一定に保ちながら横を抜けていった。
ずるいぞ!おい!
やはり試験監督は、俺を狙っているようだ。
周りの人に見向きもしない。
俺何かしたか?
集中して時間の進みが遅くなった気がする。
障害物を挟み試験監督との距離は、1メートル。
この障害物が大きくて助かった。
横は7メートル、縦は3メートル。
どこからくる?
冷や汗が垂れた。
左か?右か?
トットっトと音が聞こえる。
なんだこの嫌な感じは、左右を見る。
しかし見当たらない。
もうどこかにいったのか?
頭で考えるが、すぐに否定した。
この嫌な音が消えない。
まさか!?
上?
「正解!」
声が聞こえた。
俺が見るまで待っていてくれたのか?
ゆっくりと後ずさると
「ふむ、判断力、思考力共に良いな!」
俺のことを試しているのか?
試験監督は、箱に手をついた。
まさか飛び降りようとしているのか?
俺はダッシュでその場から離れた。
逃げ先は、ブーストの人がいない方で他の人が逃げたところ。
走りながら振り返ると、飛び降りたところだった。
危なかった、、、
しかしこっちに走ってくる。
早い!さすがだ。
8メートルあった距離が徐々に縮まる。
しかし、俺は間に合ったようだ。
俺の目的は、誰かになすりつけることだ!
頭が見えているよ、おじさん!
おじさんが隠れていた箱の後ろに行ってから逃げた。
すると試験監督は俺ではなくおじさんの方に行った。
ここはステージの端っこだったし危なかった〜
「おい!お前すごいな」
後ろから声をかけられた。
後ろを見るとステージギリギリの箱のところに隠れていた人だった。
「ありがとうございます!」
小さな声のやりとりだ。
あたりを見渡すと他にも数人いた。
時間は?
あと30秒だった。
さっきのおじさんを見てると、番号が剥がされていた。
本当にごめんなさい!
心の中で誤った。
試験監督は、こっちを向きジリジリと詰め寄ってくる。
俺たちに緊張が走る。
その奥から誰かが走ってきている。
まだ逃げている人か?
そうではなかった、走ってきていたのは、ブーストの試験監督だった。
全員捕まえたのか?
やばい!時間は?
あと15秒、
「バラバラに逃げるぞ!」
1人の試験者が叫んだ。
それを聞いて俺たちはバラバラになった。
一番前にいた人がブーストの試験監督に番号を剥がされた。
間髪入れずこっちに来た。
なんでこっちに来るんだよ!
すぐさま障害物を壁にした。
しかしすぐに左から回り込んできた。
そして手が番号に当たりそうになる。
俺は横に飛んだ。
剥がそうとしていた手は空ぶった。
『終了!』
ようやく終わった。
最後は、俺を入れて4人しか残っていなかった。
一息をついていると、ブーストの試験監督がこっちに来て
「最後の横に飛ぶのは、驚いたがいい判断だったぞ少年!」
俺の背中をバシバシと叩いた。
少し痛いんですが、、、
「おい、痛がっているだろ」
もう1人の試験監督もきた。
「そうなのか?」
俺は聞かれ苦笑いするしかなかった。
「それにしてもよく俺が上にいたことがわかったな」
俺は「なんとなくそこにいるような気がして」と答えた。
「なるほどなぁ〜 次も頑張れよ!」
2人の試験監督は、そう言って他の人のところにも向かった。
次の試験もすぐに始まる、、、
14話終わりです。
前回は短かったので今回は少し長くしました。
それにしても空はよく逃げ延びましたね。
さて次の更新ですが
11月14日
にします。
頑張るので応援よろしくお願いします!
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!