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「はなぁ!」
土ぼこりと足音ともに同い年の友を呼びながら、六つの子供が駆けてきた。
「なぁに、勘ちゃん」
可愛い声の主は、はなと呼ばれた子だ。
「あのなっ、今日、山神様を祀る、」
と言う勘助の言葉に重ね、はなが
「知ってる!いろんな屋台があるんでしょ!」
と笑顔で言った。はなは、走って疲れている幼馴染みに笑顔を向けて、
「いっしょに行こう!」
可愛らしく笑った。はあはあと息を荒くしていた勘助も、はなの方から誘ったので嬉しそうに微笑んだ。
「いいよ!」